家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

家と太陽

家づくりで考える太陽との関係

毎朝、目が覚めて朝食を摂り、

昼に活動して、

一日を終えて床につく。

太陽が昇り沈むという、

何気ない毎日は続いて

私たちの生活は成り立っています。

そうです、

太陽を抜きにして、

私たちは生活も家も

語ることはできません。

太陽と家のことについて

まとめてみました。

太陽の動き

春分や秋分の日は、

太陽は真東から昇り、

真西に沈みます。

そして夏至と冬至の間で

毎日少しずつずれています。

これらを

ずっと観察していた古人には、

自然の不思議な規則性が

気になって仕方なったことでしょう。

こうした変化は、

地球の地軸が23.4度

傾いていることから起きています。

地軸とは、

地球が自転している中心軸です。

一般的な地図は、

地軸の真北を上にして

描かれています。

ところが地軸の南と、

方位磁石の指す南は

一緒ではありません。

地軸の北を真北、

磁石の北を磁北といいます。

しかもこの磁北は

場所や時間によって

変化しています。

日本ではおよそ4~7度、

西に偏っています。

太陽が真南に昇った時に、

太陽高度は1番高くなります。

この時を、

南中時といいます。

ただし

お昼正午の太陽の方向が真南、

つまり南中時とは限りません。

日本の標準時として定められている

明石では真南ですが、

明石より東側の地域で

はすでに南中時は過ぎ、

西に傾いています。

逆に明石より西では、

まだ南中時にはなりません。

また、

南中時の1番高い太陽高度は、

その土地がある

緯度によって違います。

たとえば、北緯35°では、

春分秋分の日の南中時の太陽高度は、

55°になります。

90°-35°=55°

さらに地軸の傾きがあるので、

夏至には78°、

冬至の太陽高度は、32°です。

55°+23.4°=78.4°

55°-23.4°=31.6°

このような太陽の動きに合わせて

庇の長さを決めれば、

夏には日差しが入りにくく

涼しい家になり、

冬には日差しが入る

温かい家になります。

たとえば上の太陽高度で、

2.2mの掃き出し窓であれば、

窓上部の庇の長さを46㎝にすれば、

夏至の太陽高度の時には

日差しは入らなくなります。

ただし、

窓の上に壁があって

窓と庇が離れるほど、

さらに庇を出す必要があります。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。