家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

家と太陽

家づくりで考える太陽との関係

毎朝、目が覚めて朝食を摂り、

昼に活動して、

一日を終えて床につく。

太陽が昇り沈むという、

何気ない毎日は続いて

私たちの生活は成り立っています。

そうです、

太陽を抜きにして、

私たちは生活も家も

語ることはできません。

太陽と家のことについて

まとめてみました。

理想的な南向き

もし敷地が広く、

自由に方位を選んで

建てられるとすれば、

真南に向けて建てるのが

理想的なのでしょうか。

太陽のことだけを考えれば

それで良いのですが、

家のことを考えると

少し理想も変わります。

太陽の高度が

季節によって変わるように、

日の出と日の入りの方向も

変わります。

夏には真東より

北に寄った方角から太陽は昇り、

冬には南に寄っています。

夏至や冬至ではその角度は、

およそ30°ほどにもなります。

建物の東面、南面、西面は

常に日が当たる時間がありますが、

冬には

北面は日が当たることはありません。

夏にも日の出と日没時に

わずかに当たる程度です。

太陽の光には、

消毒や乾燥させるほどの

エネルギー量があります。

できれば少しでも太陽高度が高く、

エネルギー量が大きい時間帯に

建物の北面にも

太陽光を当ててあげることは、

建物にとっても大切なことです。

そのためには、

真南に向けるよりも、

10°~20°ほど方位を振って

建ててあげるほうが

良いといわれています。

では、東と西と、

どちらに振るのが

理想的なのでしょうか。

太陽の効能

太陽はおよそ24時間で

回っています。

厳密にいえば、

地球が自転している速度を

24時間と人間が定義しているのですが、

こうした自然の中の時間には

不思議なことがあります。

そのよい例が、

私たちの体内時計の仕組みです。

じつは人間の体内時計では、

1日はおよそ25時間

セットされています。

これを概日リズム、

あるいはサーカディアンリズム

といいます。

24時間ではないのです。

もし時計がなく、

太陽も見えない空間で

過ごしていれば、

毎日1時間ずつ

ずれてしまいます。

このリズムは

睡眠のための仕組みで、

毎日リセットをすることで

睡眠が保たれます。

そのリセットは、

目覚めたときに

光を浴びることで行われます。

そして、

その日の夜に暗くなると

眠くなるように仕組まれています。

つまり、

良い睡眠をとるためには、

しっかり朝日を浴びることが

大事なのです。

やはり、

私たちの身体は、

太陽とは切っても切れない

関係にあるのです。

こうした人体のリズムを考えると、

家は少し東向きにして

午前中の光を取り込むようにするのが

理想的なのかもしれません。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。