家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

小屋裏活用術

未来を生み出す空間

間取り図を眺めながら、

どんな住まい方をしようかと

想像するのは、

住まいづくりの

大きな楽しみのひとつです。

でも、

平面的なつながりは想像できても、

意外と立体的な空間は

イメージしにくいものです。

じつは家の中には、

ちょっとした高さの工夫で

活用できる空間があります。

間取りだけではわからない、

小屋裏空間の活用術を

ご案内します。

小屋裏の家

小屋裏収納だけではなく、

小屋裏を活用した家にもまた、

魅力があります。

欧米の民家や、日本の民家でも、

小屋裏2階建てや、

小屋裏3階建ての家を

たくさん見かけます。

世界遺産となっている

飛騨高山の合掌造りの家も、

2階以上の合掌部分は

小屋裏の活用といえます。

洋の東西を問わず、

庶民の家として愛用されてきた家は、

小屋裏の家でした。

じつは現代の家として考えても、

小屋裏の家はそれなりに

得があります。

何よりも得することは、

コストが比較的、

抑えやすいことです。

小屋裏を活用しようと思えば、

できる限り単純な屋根をかけて、

空間を確保する必要があります。

難しい設計をして

複雑な屋根をかけ、

下野を四方に作ることと比べれば、

明らかに建設費を

抑えることができます。

また壁を作るのは、

ほとんど1階部分だけで、

屋根が2階の壁を兼ねている

と考えれば工事も単純になります。

単純な形、

単純な工事の建物は、

メンテナンスの手間もかからず

長持ちする家になります。

その上、

小屋裏空間を確保するためにも、

比較的急な屋根勾配となり、

水仕舞いの面でも有利です。

世界中の古民家に

小屋裏2階建ての家が見られるのも、

歴史の中でコストと技術と

メンテナンスが検討されてきた

結果かもしれません。

そしてデザインの面でも、

安心感を与えてくれる家として

見ることができます。

また、

近頃日本の家でも増えている

片流れの家でも、

片側に屋根が登ってゆくので、

むしろ寄棟や切り妻の家以上に、

小屋裏を作る可能性が拡がります。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。