家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

マンションか?一戸建てか?

メリット・デメリットを

徹底比較

日本に初めて

マンションが販売されてから

半世紀を超えました。

持ち家を検討する際の

選択肢のひとつとして、

すっかり定着してきました。

いまでは、

一戸建て住宅とマンションを

迷う人も多くいます。

2つの住まいの

メリット・デメリットを比較して、

住まいづくりの方向性を

見つけてください。

修繕費積立金と

その他の経費

マンションの場合は、

ローン返済と税金納付の他にも、

月々の費用が発生します。

修繕積立金や管理費・駐車場代

などです。

これらの費用も積み重ねると

決して少ない費用ではありません。

修繕積立金は

戸建て住宅にはありませんが、

修繕が必要ないということではありません。

できればマンションと同じように

将来の修繕費を積み立てておくことは

望ましいことです。

これらを考えると

修繕費には差がないといえます。

ただし、

エレベーターを始めとして

共用部分についての修繕費負担分は、

戸建て住宅にはありません。

いわば道路や交通などの

社会インフラの一部を、

自分で保有して自分で修繕して

いかなければならないということです。

同様に共用部分などの

清掃や維持管理を行うために、

マンションでは管理費があります。

さらに車があれば駐車場代も

別途必要です。

共有施設が充実しているほど

管理費は高くなり、

利便性の高い立地であるほど

駐車場代も高くなります。

さらには自転車やバイクの駐輪にも

費用がかかります。

これらは

戸建て住宅では必要ありません。

月額管理費の相場はありませんが、

近年増えてきた

高層マンションでは

本来は戸数が増えると割安になるのが、

逆に高くなっています。

条件にもよることですが、

管理費・駐車場代・駐輪代金

などを合わせて、

およそ月額5万円ほどかかるのも

決して珍しいことではありません。

「老後資金2,000万円問題」

として騒がれた

総務省家計調査による

高齢者家計収支では、

住居費は約13,650円として

計算されています。

この金額を超えて、

修繕費負担金や維持管理費を

支払うことは、

足りないとされていた

2,000万円よりもさらに

貯金をしておかなければ

老後を迎えることがで

きないということです。

その金額は、

(50,000円―13,650円)

×12ヶ月×30年=1,300万円

老後に必要となる資金2,000万円は、

マンションにその後も

住み続けるのであれば、

3,300万円準備しておかなければ

ならないということです。

昨今のマンション価格の高騰は、

高額所得者の節税対策として

買われているのではないか

という指摘もありますが、

このような試算をすると

納得もできます。

同じように、

差額をローン返済に充当すると

約1,200万円となります。

(条件:フラット35金利1.2%)

つまり、

マンションの販売価格に加えて、

さらに1,200万円高い

戸建て住宅を購入しても

同じ生活になるということです。

また、

将来的に繰り上げ返済に

充当することもできます。

早く完済できれば、

売却して移り住むことも

楽になります。

管理費・駐車場代・駐輪場代は、

マンションを選ぶか、

戸建て住宅を選ぶかの、

大きな選択のポイントに

なるのではないでしょうか。                                     

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。