家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

世界の古民家に学ぶ

・残された家のデザインの価値

・環境が織り込まれた家

・意外と多い木造住宅

残される家のお手本

北欧風やプロバンス風、

またシンプルモダンの

箱の家などを、最近見かけます。

そして、

新進の住宅デザイナーは、

新しい家を生み出そうと

頭をひねっています。

一方、

世界には数百年たっても残され、

いまだに人が住んでいる

古民家があります。

古きを温んで新しきを知る。

世界の古民家に学べることは

どんなことでしょうか。

意外と多い木造住宅

3つ目のお手本は、

意外と木造住宅が多い

ということです。

アメリカは

建国からおよそ240年。

建国当時から建っている家でも

築200年ほどです。

もちろん開拓時代の家も

残されていますが、

移民である西欧の住宅様式が

残されています。

たとえば

木材をログハウスのように組むのは

ドイツの古民家の様式といわれます。

その後

ヨーロッパの古民家と移り、

東へ東へと進むと、

少しずつ東洋的な家になります。

これらの事例の多くは

木造住宅です。

日本と西洋の文化を

比較するときに、

木と石の文化の違いとして

語られることが多いと思います。

実際に

フランスの住宅では“石造り”が、

売り込みの大事なキーワードに

なっています。

確かに

石造りの家も多いのですが、

床や屋根をかける時には

長い建材である木材を

使わないわけにはいきません。

ヨーロッパでも最も古い

築600年クラスの木造住宅は、

フランスの

オンフルールに残されています。

石が永遠に朽ち果てない

材料であることは

直感的にわかっていますが、

古民家を見れば

木が簡単に朽ち果てるものでないことも

理解できます。

そして

石以上に古民家としての趣を

出しているのは、

木材のような気がします。

現代の建物は

鉄とコンクリートでできていて

信頼していますが、

鉄骨造りの歴史は250年ほど、

鉄筋コンクリートは

150年の歴史もありません。

その間に

錆や塩害などの問題もありました。

少なくとも歴史を見る限りは、

木材のほうが

長持ちしている歴史があります。

そのうえ、

鉄やコンクリートには、

古さの趣は、

まだ感じられません。

本当の木材の

使用価値というのは、

見直さなければならないのかも

しれません。

木造住宅は、

それだけ魅力の持った家である

ということです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。