家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

世界の古民家に学ぶ

・残された家のデザインの価値

・環境が織り込まれた家

・意外と多い木造住宅

残される家のお手本

北欧風やプロバンス風、

またシンプルモダンの

箱の家などを、最近見かけます。

そして、

新進の住宅デザイナーは、

新しい家を生み出そうと

頭をひねっています。

一方、

世界には数百年たっても残され、

いまだに人が住んでいる

古民家があります。

古きを温んで新しきを知る。

世界の古民家に学べることは

どんなことでしょうか。

環境が織り込まれた家

世界に残されている古民家には、

当たり前のことながら

地域によって

それぞれの特徴があります。

これらの特徴は、

そのままその地域の気候風土に

適したものである

ということです。

そして地域の人の

歴史と文化が刻み込まれた

ものでもあります。

さらには現代のように物流が

発達していなかったこともあって、

その地域の建材が

使われていました。

そのことを最も印象的に

感じさせてくれるのは、

オランダキンデルダイクの

風車です。

オランダの代名詞でもある風車は、

じつは

人が住んでいる住宅です。

国名の由来となる

ネーデルランドは

「低い土地」を

意味する言葉で、

国土の4分の1が海面下です。

国内で最も高い地点でも

東京タワーよりも低く、

北海からの風が

吹き抜ける地域です。

まさに

風が資源の国だからこそ、

風車の家が生まれました。

そして、

その風車の力を借りて

海水を汲み出し、

土地を生み出すことが

できました。

またノルウェーの住宅では、

屋根の上に

草が生えた家もあります。

土はとても有効な断熱材で、

日本でも

縄文時代の竪穴式住宅では、

遺跡の状況から茅などの草の上に

土を載せていたことが

わかっています。

古民家としてみれば、

古い技術のない時代のものとしか

思えませんが、

住宅をはじめとする建築物は、

少なくとも

その時代の先端の技術が

駆使されたものであるはずです。

現代のように

強度などの計算をしなくても、

さまざまな災害を

乗り越えてきました。

地域に特有の環境にも順応し、

技術的にも考えられてきた

建物であるということが、

2つ目の

お手本として

学ぶべきことのようです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。