家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

命の値

車の暴走で家族を亡くした

遺族の悲しみは、

裁判でどのような判決が下っても

癒されることはありません。

たとえ保険で

数億円の保障があったとしても、

命をお金に

かえることはできません。

でも、

それが自分自身のことで、

残された人に残したい金額

となればある程度決めること

ができます。

それが任意保険の

生命保険ということです。

住宅ローンに組み込まれている

団体信用生命保険は、

それよりもさらに

金額が明白です。

住宅ローンの残高が

対象金額です。

ですから、

返済が進むにつれて

補償額も減り、

当然のことながら

保険料も減ってゆきます。

団体信用生命保険に加入すると、

通常の金銭貸借契約では

必要とされる連帯保証人が

要らなくなります。

要は、

保証人が要らなくても、

保険で担保されるからです。

ですから、

もしもの時の受取人は

遺族ではなく金融機関となります。

お金を貸した金融機関が

受け取る損害を充填するための

保険と考えれば、

生命保険ではなく、

金融機関の損害保険と考えるほうが

ふさわしいのかもしれません。

ですから、

一般的な生命保険では、

保険金が支払われると、

所得税・贈与税・相続税が

通常はかかりますが、

団体信用生命保険の場合は、

遺族にはかかりません。

そのかわりに、

支払っている団体信用生命保険料は

所得税控除の対象にはなりません。

0.2%の金利負担分は、

3%強の返済額でまかない、

保険会社も儲けるためには、

1%以下、

つまり100人に1人以下の

事故率という計算でしょうか。

欧米では、

一般的な住宅ローンは、

不動産の価値を担保にした

モーゲージローンが

一般的ですが、

日本の住宅金融においては

不動産の価値はどうでもよく、

保険で貸し付けの信用が

決まっているということです。

結果的に、

金融機関は家の価値など

知らなくても商売ができます。

でも、

命の価値とは別に、

しっかり家の価値も

計算しておくことを

忘れてはいけません。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。