家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

空間の役割

マドリを考える前に

マンションや建売住宅など、

似たようなマドリに暮らしていても

住まい方はさまざまです。

ましてや

新しい住まいを考える時、

いちばん気になるのは

マドリではないでしょうか。

でも、

いざ要望をまとめ当と思っても

なかなか使い方を

表現できないものです。

今住んでいる部屋を含めて、

空間の役割を

真剣に考えておかないと、

建てた後に失敗することもあります。

家族の作戦指令室

子ども部屋と同じように、

寝ることができて、

充分に収納があればよいと

主寝室については考えがちです。

しかし、

実は家の中で一番大切な役割を

担っている空間が主寝室です。

実際に、

欧米ではそのような扱い方を

している人が多くいます。

主寝室の意味とは

主に寝るための部屋ではなく、

主(あるじ)が寝る部屋です。

寝ること以上に

主の存在こそが大事であり、

その意味では、

主室といった方が

ふさわしいのかもしれません。

家の主とは、

当然のことながら夫婦です。

夫婦が話し合いながら、

家庭全体のさまざまな方針を

決めてゆかなければなりません。

そのための作戦指令室は、

リビングや

ダイニングの一角ではなく、

主室にこそあるべきと

考えるのです。

しっかりとした主室をつくり、

夫婦が良く話し合い、

家族の作戦を練るための部屋として、

大切に扱っておきたい部屋なのです。

余裕があればと思う和室

日本人にとって和室は、

あこがれの空間です。

できればほしいと思う人も

多いでしょう。

しかし、

伝統に縛られた和室ほど、

一般の人には

扱いにくいものはありません。

床の間をしっかり飾るためには、

書画はもちろん、

花器などの見識が必要です。

しかし、

型にはしばられず、

畳があるだけでよいと考えれば

楽になります。

また、

何にでも使える和室の良さを活かして、

自由にできる部屋を

ひと部屋確保するという考えは

いかがでしょうか。

個室とLDKで

日常の生活空間としての部屋は、

すでに満たされています。

そのうえで、

自由になる空間が

ひとつあると考えるのです。

それが和室の役割です。

和室以外の使い方が見えてきたら、

それなりに改装します。

その意味では、

最初からリフォーム部屋があると

考えてもよいかもしれません。

普通の部屋にしておくと

インテリアの工夫も要りますが、

畳と障子だけの部屋は、

使い方が決まるまで

何も置かないですむ部屋になります。

決して大きくなくてもよいので、

ちょっとしたゆとりや

遊びがあると

豊かさを感じることが

できるようになるものです。

家にある空間の役割を、

ひとつひとつ家族で

話し合ってみてください。

どのようなマドリにするのかを

考え進めるのにとても役立つはずです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。