家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

快適さの家学

暮らしやすさを求めて

毎日暮らす住まいは、

なによりも快適さが大切です。

ちょっとした不快さも日々重なると、

ストレスが溜まってきます。

この快適さにも、

さまざまな要素があります。

長い時間を過ごす住だからこそ、

新築にしても、リフォームにしても

快適さを求めておきたいものです。

温熱と空気の快適性

たとえば温熱の快適性は、

今ではエアコンの

性能にかかっています。

でも、

性能が良ければよいほど、

夏の冷房ではエアコンの吹き出し口近くは

寒く感じることになります。

エアコンは進化し、

今や人の存在を感知し

吹き出す方向から強さまでを

制御してくれます。

また、

高性能住宅では断熱性を高めて、

ヒートショックが起きないように

住宅内全体の温度をコントロールして

冷暖房効率を高めています。

しかし部屋によって、

多少の温度差があることも

快適さを誘ってくれることもあります。

たとえば

寝室は多少温度が低い方が、

よい睡眠につながります。

また、

空気の温度だけでは、

温熱の快適性は達成できません。

人間の肌で感じる体感温度は複雑で、

動物以上に放射熱やわずかな風で

温熱感を感じています。

さらに湿度によって

汗が気化するスピードが変わることでも、

人間は温度の差を感じています。

そのうえ、

耳に入ってくる音でも、

温度感に違いが出ます。

日本の住宅では、よしずをたてかけ、

蔓性の植物を育てて日陰をつくり、

風が吹いて風鈴が鳴ることでも

涼しく感じます。

土間のように熱を蓄えることも、

使い方次第で有効です。

空気の快適性には、

湿度と汚染の問題があります。

湿度は高いとダニやカビの温床となり、

低すぎても

ウイルスが繁殖しやすくなります。

湿度を調整する機能は

住宅の性能だけでは

なかなかコントロールできません。

また人も空気汚染の原因のひとつです。

適度の換気を必要とし、

計画的な換気にも

さまざまな技術や設備機器があります。

よりよい空気をつくることは、

間違いなく快適さに関わることです。

新しい住まいを求めるときに、

真っ先にあげられるのは

風通しと日当たりですが、

換気と風通しは、

快適性の面では、

まったく別のものと

考えておかなければなりません。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。