家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

健康リスクとコスト

幸福度や健康度の高さは

お金とリンクする?

「地獄の沙汰も金次第」は

上方かるたの“ち”です。

江戸かるたは

「塵も積もれば山となる」なので、

いかにもお金にうるさいといわれる

関西らしい違いです。

ちなみに、

大阪を商人のまちにしたのは、

豊臣家復興を嫌った

江戸幕府のようです。

大阪人が好まない家康によって

大阪マインドが作られたとすれば、

実に皮肉なことです。

それはともかく、

この表現にはお金を蔑むような感覚が

あるように思います。

さまざまな社会調査で、

私たちの幸福度や健康度に

最も関連が高いのは

収入と出ていますが、

私たちは、

なくてはならないお金に対して、

何か引け目のようなものを

感じているように見えます。

しかしながら、

私たちの暮らしにおいて、

コストは大変重要ですし、

当然ながら

さまざまな様相を如実に示します。

医療コストは増すばかり。

困ったときのお医者頼み、薬頼み

たとえば、

私たちの健康な生活に

必須の医療機関系のコストについて、

1990年と2010年で比較すると、

歯科はほとんど変わっていませんが、

外来診療は3.7兆円、

入院費と調剤関係は

それぞれ5兆円増加しています。

困ったときのお医者頼み、

薬頼みの姿勢が見事に表れています。

ひとくちに5兆円といいますが、

この国の国防費が

年間5兆円です。

かくも多額のお金を

私たちは

長寿のために使っているといえます。

長寿だけど不健康。

これってしあわせ?

国全体で

40兆円を超える医療費、

まさにこの莫大なコストによって

世界有数の長寿が保たれている

といっても過言ではないでしょう。

しかしながら、

長寿と健康は異なります。

健康寿命と平均寿命の差を

厚生労働省は「不健康な期間」

といっていますが、

この期間を見ると、

わが国が11年を超えるのに対し、

欧米各国は7年から8年程度です。

私たちは健康なまま

長生きしているわけではない

ことが分かります。

本日はこれまでです。

あたらしい家づくりの教科書からでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。