家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

賃貸?購入?どっちがお得?

どっちを選んでも

金銭的には変わらない

住宅にまつわるお金の話で

最も有名なのが、

住宅雑誌やネットコラムなどで

常に掲載されている

「賃貸と購入は

どっちがお得なのか?」

というテーマです。

ここは住宅マネーの専門書ではないので、

結論だけを申しますと、

意外なことに

賃貸と購入はどちらを選んでも、

金額的にはあまり変わりがありません。

論より証拠、

具体的にモデル家族で検討してみましょう。

           

このように、

賃貸でも購入でも支払う金額が

同じくらいになるのには

理由があります。

賃貸を選んだ場合は

大家さんへの分割払い、

購入を選んだ場合は

建設事業者への支払い

(支払方法は住宅ローンを

組んだ金融機関への分割払い)

となり、

いずれも事業者への分割払いです。

事業者は

自己利益を最大化しますので、

家賃もローン支払い額も、

その地域の住民の月収で

支払えるギリギリの値付けが

なされています。

そのため、

支払先は違えども

どちらを選んでも

相場の範囲内となり、

支払う金額はだいたい

同じくらいになるわけです。

このように、

モノの値段というものは、

絶妙なバランスで

値付けされているため、

一見大局的な選択肢でも、

結局金額はあまり

変わらなくなるようにできています。

購入と賃貸では「住宅の質」は

大きく違う

ただし

35年間での総支払額は同じでも、

購入と賃貸で

両社の住宅を比較してみると、

得することができる

「住宅の質」は大きく違います。

前出のモデルのケースでは、

購入の場合の住宅面積は100㎡であり、

㎡単価は1.1万円/㎡年です。

一方賃貸の場合は、

期間平均面積は58.9㎡、

㎡単価は1.6万円/㎡年となり、

㎡あたりの支払額では

約1.4倍もの差が付きました。

また、平成25年

住宅・土地統計調査によれば、

ファミリー世帯の住宅の中心である

戸建ての平均床面積は、

借家の84.56㎡に対して、

持ち家は132.95㎡となっており、

賃貸と購入とでは、

床面積に大きな差異があることが

確認できます。

本日はこれまでです。

あたらしい家づくりの教科書からでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。