家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

太陽光発電について

クローズアップ現代に寄せられた

気になるギモンに専門家が答えています。

質問に回答していただいたのは、

建物の断熱や省エネが専門の

東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の

前真之准教授です。(引用文を記述します)

Q、パネルの廃棄に問題はないの?

太陽光パネルには

有害物質が入っていて、

廃棄などの際に環境負荷が

問題になると

聞いたことがあるのですが…

A.まず事実として撤去された

    太陽光パネルの多くは、

    廃棄ではなくもう一度別の場所で

    利用する「リユース」に

    回されています。

    少し前は海外に輸出する場合が

    多かったのですが、

    最近では国内でもリユースが

    増えています。

    太陽光のパネルというのは

    頑丈なので、

    繰り返し使えるんですね。

    リユースが難しい場合に

    はじめて廃棄するわけですが、

    確かに太陽光パネルには

    有害物質である鉛などが

    含まれています。

    わずかな量であるけど、

    完全に無害とはいえない。

    だけど現在では、太陽光パネルを

    安全に処理・廃棄する技術は

    準備されています。

    太陽光パネルのほとんどは、

    ガラスとアルミとプラスチックで

    できています。

    ほぼ窓と同じなんですよね。

    私も処理工場を見学したのですが、

    解体するとき、

    まずアルミと樹脂の枠を取ります。

    次に、表のガラスから

    裏に付いているシートをはがします。

    そのシートに鉛などが

    含まれているわけですが、

    それは指定業者の方で適切に

    分離・処理されます。

    適切な処理が必要なことは

    ほかの産業廃棄物と同じであり、

    太陽光パネルが特に危険だ

    ということはありません。

    太陽光発電協会では、

    適切な処理が可能な業者のリストも

    用意されていますから、

    本当に廃棄が必要な場合は

    相談されるとよいでしょう。

    太陽光発電協会HP

      住宅用太陽光発電システムの廃棄を

      検討している方へ 

      ページ内にある

     「使用済住宅用太陽電池モジュールの

      取外しおよび適正処理が可能な

      太陽光発電システム施工業者一覧表」

      を見れば分かりますが、

      すでに全国でたくさんの業者が

      対応できる体制になっています。

      むしろ廃棄パネルの量が少なくて

      稼働率が低いのが、

      処理業者の悩みです。

      さらに今後太陽光パネルの

      普及に合わせて、

      回収体制を整備して

      家電リサイクル法のように、

     販売したときにははじめから

      廃棄費用も負担してもらうような

      仕組みを整備していけば

      よいと思います。

      そういった回収や課金に関する体制も

      準備が進められています。

    本日はこれまでです。

    NHK地球のミライからでした

    では、では。

     

    「家づくりを通じて、

    ご家族が幸せになるお手伝いをする」

    私の使命です。