家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

太陽光発電について

クローズアップ現代に寄せられた

気になるギモンに専門家が答えています。

質問に回答していただいたのは、

建物の断熱や省エネが専門の

東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の

前真之准教授です。(引用文を記述します)

Q、本当にお得?

  初期費用の元は取れる?

 「屋根のせ太陽光」の普及が

大事ということですが、

固定価格買取制度での余剰電力の

買取価格は年々引き下げられています。

買取価格の引き下げに従って、

お得になった度合いが減った

ということはではないでしょうか?

今でも太陽光パネルを屋根のせした場合に、

設置費用の元は取れるのでしょうか?  

A、確かに、いまは太陽光発電の電気

売っても以前のようにはもうかりません。

太陽光発電の余剰電力の買取価格の

1kWhあたりの単価は、

FITが開始した2012年には

42円と高額でしたから、

当時は発電した電気をなるべく

売電するほうが有利でした。

一方、

2023年の現在では買取価格が

16円まで下がっているので、

電気を売ってもあまりもうかりません。

でも現在は

電力会社から買ってくる時の

電気代が1kWhあたり30~40円くらいまで

上昇しているので、

発電した電気をなるべく自分で

自家消費して買ってくる分を減らせば、

十分にお得なんですね。

かつての

「太陽光は売って稼ぐもの」

という古い認識に留まっている人が

多いのですが、

「太陽光は自家消費して

高い電気を買わずに済ませるもの」

という新しい事実に、

認識をアップデートすることが

大切です。

現在では、

太陽光発電の採算性は、

初期費用である設備&設置コストが

どれだけ安くできるか、

昼間に発電した電気を

どれだけ自家消費できるか、

という2点がポイントになります。

初期費用を下げて自家消費を増やせば、

10年程度でペイすると、

はっきり言い切っちゃって

いいかなと思っています。

例えば東京都では、

一般家庭用の太陽光パネルを設置した場合、

初期費用115万円が

13年(現行の補助金を活用した場合8年)程度で

回収可能。

また30年間の支出と収入を比較すると、

最大140万円のメリットを得られると

試算しています。

東京都による太陽光パネル設置の経済性試算

(東京都太陽光パネル設置に関するQ&Aより)

本日はこれまでです。

NHK地球のミライからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。