家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

寿命と生まれ変わり

日本人の平均余命は、

男性も80歳を超え

世界最長となりました。

長生きする秘訣には、

医療はもちろんのことですが、

食事や適度の運動など

いろいろといわれています。

こうした寿命を描くときに

蠟燭の灯が使われることがありますが、

2009年の

ノーベル生理学賞のテーマは、

そのイメージそのままです。

私たちの遺伝子が組み込まれた

2重螺旋状の染色体は

紐状にできています。

その端っこは、

テロメアと呼ばれ、

生まれ変わるたびに

少しずつ溶けてゆくのです。

そして短くなると

寿命がつきます。

まさに、

蝋燭の灯と一緒です。

さらに、

その蝋燭の先端から

炎のように伸びているのが

Gテールです。

炎が長ければ

まだ勢いがありますが、

短くなると

いよいよ消えてしまいます。

このGテールは、

生活環境などの影響で

伸ばすことができます。

そして長さを測れば、

疾患の予測もできます。

このテロメアやGテールは、

細胞が生まれ変わるたびに

変化してゆくものです。

生きていて新陳代謝を繰り返すことが、

じつは、

寿命を縮めていることになるのですが、

これを止めることは

難しいことです。

少しずつ生まれ変わることで、

老化は進み、

テロメアは短くなって、

やがて寿命を迎えます。

急な展開になりますが、

本来は家だって

同じことがあるはずです。

何よりも人が住み続け、

いろいろと手を加えて

長持ちします。

中には、

人の寿命以上に

使われる家もあります。

でも、

日本の住宅で滅失される住宅の、

平均的な寿命を見てみると、

人の余命とは正反対に

米英よりもずっと

短くなっています。

これはつまり、

なんとなく若死にしているような

イメージでしょうか。

もしかしたら、

日本では人がテロメアや

Gテールのような役割が

果たせないのかもしれません。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。