家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

木材の歴史

人類を支えてきた木材

地球という星の上で、

さまざまな生物が進化を遂げ

今の姿に到ります。

小さな葉緑素を持った生物が

やがて植物へと進化し、

さらに樹木として成長し、

多くの陸地で森を形成しています。

この生物としての

樹木の進化の歴史もさることながら、

人類と関わり木材として使われてきた

歴史を考えると、

どれだけ多くの恩恵を

人類が樹木から受けてきたかを

知らされます。

そして、その木材を使って、

私たちは家を建てています。

あらためて木材の価値を

かみしめておきたいと思います。

最古の家

洞窟などの住居の痕跡を除き、

発見されている人類最古の

木造住宅の跡は、

イギリスのスターカ―遺跡と

ハウイックの遺跡で、

およそ1万年前のものです。

痕跡から

復元されている家の形を見ると、

壁を建てるよりも、

まさに屋根をかけることから

始まっているように見えます。

古い建物ほど

屋根勾配は急なのですが、

考えてみれば

緩い勾配の屋根をかけることは

技術的にも高度なことで、

雨をしのぐ面でも

難しさがあります。

最古の家は

まっすぐな木材さえ

手に入れることができなければ、

蔓などで縛るだけで

完成させることができます。

人類がようやく有史の時代を

迎えようとする5千年前、

遠く離れたユーラシア大陸の

反対に位置する

イングランドと同じ島国に、

似たような木造住居跡が

発見されます。

世界遺産にもなった

三内丸山遺跡ですが、

北米インディアンの家も含めて、

まるで情報を交換したかのように

似たような家を建てています。

人類は

脳が進化して知恵を得て、

こうした家を建てられるように

なったと考えたくなりますが、

逆に脳の進化のためには

家が欠かせませんでした。

そのヒントは

睡眠形態にあり、

ほかの動物とは違う

長いレム睡眠をとって

脳内の情報整理をすることが

人類の特徴の1つです。

他の動物に邪魔されず、

放射冷却にも堪えられる

家という環境があり、

しっかりとした睡眠が取れてこそ

脳が進化できたのです。

その意味では、

家の始まりは寝室かもしれません。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。