家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

木材の歴史

人類を支えてきた木材

地球という星の上で、

さまざまな生物が進化を遂げ

今の姿に到ります。

小さな葉緑素を持った生物が

やがて植物へと進化し、

さらに樹木として成長し、

多くの陸地で森を形成しています。

この生物としての

樹木の進化の歴史もさることながら、

人類と関わり木材として使われてきた

歴史を考えると、

どれだけ多くの恩恵を

人類が樹木から受けてきたかを

知らされます。

そして、その木材を使って、

私たちは家を建てています。

あらためて木材の価値を

かみしめておきたいと思います。

人類の進化とともに

そもそも、

どうして人類は石器を使うように

なったのでしょうか。

最初は偶然に

欠けた石がナイフのように切れて、

食物を切るのに適していると

見つけたのかもしれません。

そのように考えると、

まるで石器が人類の

最初の道具のように思えます。

最も古い石器は

200万年前にさかのぼりますが、

同じころから人は

火を使い始めています。

その火も、

何らかの偶然から得て

使いこなすようになったと

考えられますが、

それは木材の燃焼という現象を

活用し始めたということです。

おそらくどんな木が燃えやすく、

あるいは長持ちするのか、

あっという間に

習得していったのではないでしょうか。

そこには

木材の知恵があったのです。

当然、

火を絶やさないためには、

燃料としての

薪を調達しなければなりません。

拾い集めるだけでは足りず、

現代でも行われている

薪割の作業も必要となります。

木を割りやすい石を

探し始めたことから

石器が始まったと考えても

矛盾はありません。

また、火があることで、

初めて人は料理を

始めることになります。

食材を切り刻むのに適した石を探して、

打製石器を生み出したと

考えるほうが

自然ではないでしょうか。

数十万年という長い間ですが、

同じような時期に

人類は体毛を失います。

多くの動物が維持している体毛を

失う条件とは

何だったのでしょうか。

体毛によって守られている

大きな2つの要素は、

昼の紫外線対策と

夜の放射冷却への保温対策です。

肌の色が黒くなることで

紫外線対策はできますが、

裸になると

保温性は失われます。

保温性を維持するために、

人類は3つの道具を

使うことにします。

ひとつは火であり、

もう一つが衣であり、

最後が放射冷却に

効果を発揮する屋根です。

火と衣で

たりそうな気がしますが、

女性のほうが体毛が少ないことを

説明するには、

狩りに出ないで

屋根の下にいる時間が長い

という理由が必要なのです。

屋根、

つまり家があれば、当然、

木材が活用されていたはずですが、

残念ながら現代に残る証拠は

17万年前の木の堀棒を除いては

石器ばかりとなります。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。