家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

命を守る家

人口動態統計から見える住宅の安全

日本の死亡者数は

年間150万人をゆうに超え、

出生数は年間80万人を切り、

人口の減少に

歯止めがかからない状況です。

また100年に一度のウィルスが襲い、

災害級の降雨や日射が続きます。

こうした多くの減少が、

人口動態統計を見ると、

住宅の安全に関する思わぬ見方を

発見することにもなります。

子どものための安全

家庭内事故で死亡する人の多くは、

高齢者ですが、

溺死の例では

子どもの事故も散見されます。

高齢者の死因の上位は

何らかの病気によるものですが、

子どもの死亡原因の一番は、

不慮の事故です。

しかも子供が小さくなれば、

家庭内の比率も大きくなります。

建設学会に発表された

死亡に至らない怪我の調査では、

圧倒的に子どもに対しての

対処が必要とされています。

浴室への安全対策では、

高齢者と子どもへの対策には

難しい側面があります。

たとえば、

高齢者の浴槽への出入りを

楽にするためには、

またぎの寸法を低くした方が

使いやすくなります。

一方、

幼い子どもが過って浴槽へ

転落する事故を

招くことになりかねません。

子どもの事故を考えれば、

浴槽の縁は少し高いくらいのほうが

良いといえます。

また、地震時に

緊急用の水を確保するために、

浴槽には常に水を張っておくことが

薦められることがありますが、

これも日常となれば、

子どもの溺水事故を

招きかねません。

何よりも幼い子どもが家庭では、

水回りの扉には

表から鍵がかけられるように

しておく必要がありそうです。

住まいの安全を守る企業

安全であることは、

食品を含め、すべての製品において

最も優先されるべきことです。

その安全性といえば、

地震に丈夫で性能が高いばかりが

アピールされることが

多いようです。

しかし、

性能を高めただけでは、

安全性に配慮した

住宅建設企業であるとはいえません。

日常の暮らしと

密接に関係している住宅では、

性能よりも家庭内事故のないような

安全への情報を

お伝えすることが

大事な使命でもあるのです。

新しい住まいやリフォームを

検討するときには、

性能や技術のほかに、

さらに深い

「住まいの安全」について

住宅会社に問い合わせてみてください。

このような安全に関する情報を

用意し配布して、

啓蒙活動を行っている企業が、

ほんとうの安全を考えている

企業になると思います。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。