家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

手と口のカタチ

動物は環境に適合して

進化してきました。

それだけに

さまざまな種に分かれ、

種ごとの形状も違います。

その中でも、

影響力が大きいのは、

主食の食べ物である

といわれています。

たとえば

肉食獣と草食獣では、

歯の形がまったく違います。

切り裂くように食べるのか、

それとも硬い繊維質を

すりつぶすように食べるのか

の違いです。

その中でも、

特に霊長類では主食との関係で、

口だけではなく

手の形状も違います。

猿は樹上生活に適するように

手を進化させましたが、

種によって手のかたちも

まるで違うのです。

もっとも代表的なのは、

童謡でも知られるアイアイです。

樹木の幹に潜む虫の幼虫を

主食とするアイアイは、

片手の中指が

極端に細くなっています。

その指で木の幹をたたいて

空洞を見つけ、

細い指で虫の穴をほじって

捕まえます。

では私たちの人間の手は

何を食べるための

形状なのでしょうか。

たとえば

チンパンジーの手は

棒状の枝につかまるのに

適していて、

さらに遠くの小枝を

手元に引き寄せるのにも

適しています。

樹木の若芽や実を、

手繰り寄せて食べるための

手の形なのです。

それに対して人間の手は、

棒状のものよりも

球状のものを握るのに

適しています。

丸い木の実を食べる、

小形の猿は人間と

そっくりの手です。

親指がほかの4本の指と

向き合うようになっています。

さらに指先で細かいものを

つまむことができます。

野球のバットを持つよりも、

ボールを持つほうが

適している形状です。

また歯のかたちも、

何かをそぎ取り奥歯で

噛み潰すためのかたちです。

研究者によっては、

ジャーキーのように

乾燥した干し肉や骨を食べるために

進化してきたと

唱える人もいます。

話は極端ですが

どんな食事の風景が

あるかによって、

家の形状が

変わることがあっても

良さそうな気がします。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。