家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

シェードで庭に日陰をつくる

徒然草の中に、

『家の作りやうは、夏をむねとすべし

 冬は、いかなる所にも住まる

暑き頃わろき住居は、堪へ難き事なり』

とあります。

いつの間にか

電気仕掛けの家になり、

高気密高断熱から

「冬をむねとすべし」に

変わってしまいました。

これは電気エネルギーを

取り入れだしてからの

考え方がそうさせたのかもしれません。

徒然草に書かれているように、

夏の暑さに対処して、

夏をいかに生活に取り込んでいくかを

考えてみませんか?

人が暮らしてきた知恵には

本当に

すばらしいものがあります。

常に自然に逆らわず、

どのように共生し、

逆に取り込んでいくか…

改めて考えてみれば、

楽しさも生まれてきます。

シェードというアイテムを

ご存じでしょうか…。

日陰をつくるためのモノです。

日本では、

古来からヨシズや立て簾などにより

日陰をつくり、

夏の暑さを

しのいでいました。

オーストラリアのように

紫外線が強く雨の少ない国では、

シート状のシェードが

幅広く使われています。

シドニー周辺の都市では、

パーゴラをつくり、

夏場こそシェードを張って

日陰をつくります。

夏の時期には

紫外線対策をしないと、

強い紫外線で目を痛めたり、

外で遊ぶことさえ

危険な状態になります。

保育園や幼稚園では、

朝の10時から昼の2時過ぎまで

シェードを張らないと

子供を外へ出せないという

法律さえあるくらいです。

また、

シェードにより大幅な

省エネ効果が上がります。

夏のヨシズや簾の下にいるような

日陰をつくり、

熱い空気は

シェードの生地の間から抜け、

涼しさを感じさせてくれます。

また、

家の中へ入り込む日差しも

防いでくれます。

快適さを保ちながら

環境に負荷をかけない

暮らしを創る…

そのための知識や技術や人の暮らしを

思いやることの大事さが、

これから

ますます問われていくのではないかと

思います。

夏の暑さこそ、

人の知恵を発揮できる

いいチャンスかもしれません。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。