家づくりこぼれ話!

こんにちは建物と土地とお金のプロ菅原です。

太陽光発電を

有効活用する設置方法

創エネの視点から

屋根のデザインを考える

太陽光発電に理想な屋根とは?

ZEHは、

高気密・高断熱な家で

高効率設備を利用することで、

できるだけ電気を使わないようにし、

そのうえで削減できなかった電気を

太陽光発電で補い、

電気の消費と供給を

ゼロにするという考え方です。

家の屋根で電気を創る

太陽光発電のことをお話ししましょう。

太陽光発電は、

誰もがなんの資格もなしに

家の屋根を発電所にできる

唯一の方法です。

太陽光発電に用いる

「太陽光発電モジュール」

と呼ばれるパネルは

さまざまな種類があり、

価格にも開きがあります。

どの製品にするかを検討する際に、

必ず確認してほしいのが、

「モジュール変換効率」です。

これはパネル1㎡あたりで

太陽光をどのくらい

電気エネルギーに変換できるかを

示す数値です。

国が推奨する

モジュール変換効率は

20%以上です。

数値が高いほど

たくさん発電できるので、

数値の高いものを

安く設置するのがベストでしょう。

コロナ禍で朝から晩まで

自宅で過ごしていた筆者は、

日の出から日没までの太陽の行路を

毎日観察していました。

屋根の勾配を図るテンプレートで、

毎日理想の入射角

(太陽光の差し込む角度)を調べ、

研究を続けた結果、

太陽光発電に最適な屋根の勾配が

1年を通してわかってきました。

太陽は、

夏至の時に最も高い位置になり、

冬至の時に最も低い位置になります。

そして、

1日の中では、

日の出と日没の時が

いちばん低くなります。

こうした状況を勘案した上で

導き出した答えが、

「太陽光発電に理想の屋根は、

南西向けの緩勾配にする」

ということでした。

太陽光パネルを設置する際に、

太陽から直進する「直達日射」の

日射角度だけを考慮して

「南30度の屋根の

傾斜が最も発電する」

という定説があるようです。

しかし、

実際は地球の大気圏外に

到達した日射が

大気中の分子や浮遊粒子によって

散乱して地表に到達する

「天空日射」

があることを考慮すべきです。

よって屋根は急勾配にするよりも、

勾配を緩くした方が

全方向からの天空日射を

多く受けることができます。

また夜の帰宅時間から

消費する電気量は増えますので、

日没の太陽が沈む方向である

南西に屋根を向け、

発電時間を長くする

工夫も大切です。

太陽光パネルを設置する際に

注意しなければいけないのは、

鋼板屋根を緩勾配にして

雨漏り、暴風、雪害などから

家を守り、

パネルの寿命を

長くすることです。

また、

台風などの暴風に備え、

1枚のパネルを

6点固定する備えも必要です。

本日はこれまでです。

金持ち父さん貧乏父さんの家づくりからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。