家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

音のインテリア

床材を選び、壁の色を合わせ、

さらにはカーテン・照明器具と

インテリアをコーディネートするのは、

自分の家ならではの楽しみです。

日々の暮らしの中で

いちばん影響を受けるのは

室内環境です。

理想の環境に浸りながら

快適さを感じています。

目に見えはしませんが、

その部屋にある空気も

大切な要素のひとつ。

空気の質、

その中でも今回は

音のインテリアについてのお話です。

ヘッドホンを外してみませんか?

音楽は世につれて変わってきました。

ちょっとした旋律を聞いても、

その時代なりの音楽の肌合いがあります。

そしてそれぞれの年代で、

自分の時代の旋律を感じます。

そうした楽曲の変化以上に、

音楽の楽しみ方が想像以上に

大きく変化してきました。

そのことを

もっとも単純に感じさせるのは、

街中でヘッドホンをつけている人を

日常的に見かけるようになったことです。

音楽は個人で持ち歩くことができる

時代になりました。

趣味の表現でも

「レコード鑑賞」といっていた時代から、

カセットテープやCDプレイヤーを経て

今の最新機器になると「音楽」が趣味となります。

まるで音楽は

ひとりで楽しむものであるかのようです。

確かに耳で直接音を聞けば

音を楽しむことはできます。

しかし音は、

空気の振動で伝わってくるものであり、

その空気の動きを、

私たち人間は耳だけではなく

肌でも感じ取っています。

単純な聴覚の能力だけを比較すると、

人間よりも

優れている動物はたくさんいます。

人間には聞こえない犬笛の音を、

犬は聞いて反応します。

人間の可聴域である20Hz~2万Hzは

決して広いとはいえません。

しかし体毛を失った人間の肌は、

毛に覆われた動物よりも

とても敏感なセンサーになっています。

鍛えられた職人は、

最先端のセンサーでなければ

わからないほどの凹凸を、

指先で感じ取ることができます。

普通の人でも、

目をつぶればエアコンの微風や

光の方向を感じることができます。

実際に人の肌が音に対して

反応しているさまざまな実験も行われて、

実証されています。

なによりも、

ライブ会場や劇場で

聞いている経験があれば

感じている人も多いでしょう。

もっと身近に、

打ち上げ花火では、

胸で聴くという印象を

実感したことがありませんか。

これらのことを考えると、

好きな音楽は持ち歩いて

ヘッドホンで聴いてるだけでは、

もったいないのです。

せっかくの戸建て住宅に住むのであれば、

ヘッドホンをはずして、

音をインテリアにして

自分の肌で楽しんでみてはいかがでしょうか。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。