家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

音のインテリア

床材を選び、壁の色を合わせ、

さらにはカーテン・照明器具と

インテリアをコーディネートするのは、

自分の家ならではの楽しみです。

日々の暮らしの中で

いちばん影響を受けるのは

室内環境です。

理想の環境に浸りながら

快適さを感じています。

目に見えはしませんが、

その部屋にある空気も

大切な要素のひとつ。

空気の質、

その中でも今回は

音のインテリアについてのお話です。

気になる音、楽しむ音

住まいの音は

性能として扱われてきました。

雨漏り、すきま風、断熱と同じように、

すべて遮断することが

住宅の性能としての評価です。

音も、

より遮音性能を高めることが

住宅の価値とされています。

そのために

「D値」という基準が定められ、

遮音性能が高ければ

外の音は入りにくく、

同時に室内の音も漏れにくくなります。

この「D値」は

空気の振動によって伝わる

音の基準です。

熱と同じように気密性や、

サッシの性能でも決まります。

外からの視線を気にして

窓を配置しないように、

音の設計でも

騒音源の方向には

窓を設けないようにしておくことが

基本です。

また、

床や壁の振動によって伝わる音への評価に

「L値」という基準もあります。

ものが落ちたり壁が叩かれたりしたときの

音に対する遮音性です。

両隣や上下階など、

壁や床だけで仕切られている集合住宅に

求められる性能です。

メーカー住宅では、

「L値」で遮音性を誇りながら、

吹抜けに開いた室内窓から

親子の気配やつながりを設計している

不思議な事例もあります。

でも、

親子や兄弟の生活音を嫌がる家族は

ほとんどありません。

そのうえ、

音は、好き嫌いや感情や慣れによっても

左右されるものです。

いずれにしても

住宅の音に関する性能では、

静けさが求められます。

つまり、

音への対処は、遮音性能なのです。

しかし、

音には楽しむ音もあります。

濁って汚れた空気を嫌がり、

澄んだ空気を喜ぶように、

音を楽しむことは

家の空気を楽しむことでもあります。

ちょっと音のボリュウームを上げて、

戸建て住宅だからこそできる

音のインテリアを満喫してみませんか。

さらに音の世界には、

人と住まいに関する奥深いお話が

たくさんあるようです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。