家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

太陽光発電は脱炭素・エネルギー危機の

切り札になるのか?

NDC46%、2050年脱炭素に向け、

省エネと合わせて重視されているのが

再生可能エネルギー。

昨年10月に閣議決定された

第6次エネルギー基本計画では

「野心的な見通し」ですが、

2030年には電源構成の36~38%を

再エネにする目標が盛り込まれました。

住宅・建築物の分野でも再エネ導入拡大は

大きな課題になっています。

国の2050年に向けたロードマップでは、

現状は1~2割といわれる

戸建て住宅への太陽光発電導入率を、

6割まで引き上げることを目指すとしています。

さらに、

電気料金の上昇も太陽光発電への関心を高める

一因になっています。

東京電力の資料をまともに計算すると、

2021年1月から22年7月までの1年半で

約40%、電気料金が値上がりしており、

売電と自家消費による経済的メリットから、

顧客のためにも必ず設置すべき

との意見も増えてきています。

コストや地域差は

工務店の工夫で解決

工務店から太陽光発電を

完全に否定するような意見は

ほとんど見られない。

エネルギーに対する問題意識は、

工務店にとっての共通のものといえるでしょう。

高断熱化と同じく、

太陽光発電も

イニシャルコスト増加につながり、

住宅取得の妨げになるという

指摘もあります。

しかし、

現実には10万円台で仕入れている

工務店もあっるようです。

自社施工で工事費を抑えられるのも、

工務店の強みです。

日本は気候の差が大きく、

特に寒冷地では、

積雪により発電効率が下がるのも

事実ですが、

決して非効率といえるほどではありません。

設置場所の工夫で

一定の発電量を確保できることも可能です。

ライフサイクルを考慮し

環境整備や意識改革を

今まで

デメリットとされてきたことの多くは、

かなり解消されつつあります。

とはいえ、

まだ解決しなくてはならない課題も

残っています。

パネルの維持管理、廃棄は

特に不安の声が多い要素です。

既に太陽光パネルのリサイクルに

対応する事業者はおり、

今後も増えていくでしょうが、

民間の取り組みに任せるのではなく、

国としての

処理の枠組みが必要との指摘もあります。

維持管理や廃棄の課題は、

家づくり全体の環境負荷を

考えることのもつながります。

太陽光発電で、電力を脱炭素しても、

住宅の生産時や暮らしの中で

大量のCO2を排出していれば

あまり意味はないですし、

素材・建材も含めた

つくり手と住まい手の暮らし、

トータルで考えることが重要です。

本日はこれまでです。

THE  SHINKEN HOUSINGからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。