家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

年輪のサスティナビリティ

健康な状態を維持し続けてゆくことは、

LOHASの言葉を借りなくて

もだれでもが望むところです。

しかし、

真のサスティナビリティ=持続性を考えると、

そんなに単純なものではありません。

季節の変わり目には、

健康も崩しやすいものです。

冬にようやくなじんできた身体も

春から夏へと

順応してゆかなければなりません。

頭で考えるほどに

身体は季節の変化についてゆけず、

なんとなく不調を感じる日々を

過ごすことがあります。

私たち人間が

そのように感じていても、

山々に生える木々は、

長く耐える冬を過ごして

生長のための絶好期を

迎えようとしています。

特に落葉樹は、

光合成ができる葉が

全部落ちてしまった冬には、

ほとんど生長できないでいました。

ですから

落葉樹の幹が育つためには、

春から秋までの葉がある短い間に

集中しなければなりません。

この生長の証として

年輪が刻まれてゆきますが、

柔らかくて白い、

早く成長した木目を、

春目といいます。

夏目と冬目ではなく、

生長しているのは春目なのです。

皮肉にも人が

体調を崩しやすい時が、

まさに木にとって

絶好調の時であるということです。

この年輪を重ねることで、

樹木はさらに強度を増します。

刀鍛冶が鍛錬して積層させることで

日本刀を強くするように、

鉄板を重ねて

板バネをつくるように、

重ねた合板が強度を増すように、

年輪を刻むことで

強度が増します。

つまり

多くの自然は、

季節が変わることによって

サスティナブルを

維持することができるように

なっているのです。

体調が

不調と感じていることも、

自然の一環であると

考えることができたら

幸せなのでしょうが、

なかなかそうはいかないようです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。