家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

私らしさを演出するテクニック

我が家の

コーディネート

住まいづくりの難しさは、

なによりも目の前にないものを、

イメージしなければならないことです。

図面を見るだけで

完成をイメージするするのは、

慣れている人でも簡単ではありません。

その中で、

我が家の個性を発揮することは

さらに難しいことです。

実際に暮らしはじめて、

住まいながら個性を発揮することは

簡単に思えますが、

我が家のコーディネートも

納得できてない人は多いようです。

暮らしの空間を

コーディネートするのに、

どのような進め方をしたら良いのでしょうか。

「真・添・控」でコーディネート

そのコツを教えてくれるのは、

じつは華道の中にあります。

流派によって違いがありますが、

「真・添・控」とか、

「主・副・客」などといった、

3つの役割を知ることです。

いわゆる主人公と、

脇役と、控え役とを

表していると考えたら単純です。

ここでは

「真・添・控」のことばを借りて

書くことにします。

たとえば最初に、

我が家のコーディネートの

「真」をしっかり決めておけば、

それだけで統一を図ることが

できるようになります。

さまざまなアイテムを選ぶときには、

どうしても今、

目の前にあって手に入れようとするものを

「真」として考えがちす。

そして、

予算とも合わせながら、

いろいろな候補を並べて、

いちばん良いと思うものを選びます。

すると、

ひとつのインテリアの中に

たくさんの「真」が持ち込まれてしまい、

互いに主張し合うことで

統一感が崩れるのです。

「真」はあくまでも、

コーディネート全体の中の

主人公でなければなりません。

具体的には、

空間の中でいちばん大事にしている、

あるいは大事にしたい“モノ“を、

先に決めることです。

大きさの大小は問いません。

ソファのような大きなものでも、

壷とかさらに小さなものでもよいでしょう。

たとえば壷であれば、

古伊万里などの磁器を

「真」にする場合と、

土臭さの残る唐津の陶器を

「真」にする場合では、

数寄屋づくりと

古民家ほどの違いがあります。

そして、

その「真」になった”モノ“を尺度にして、

買い足してゆくアイテムが

合うか合わないかを判断してゆくと

ぶれることが少なくなります。

逆に、

この「真」が移り変わると

コーディネートは次第に崩れてゆきます。

「真」は

大切なものだけに、

手放すこともないはずです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。