家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

住宅建設では

「形のよさ」にこだわる必要はない

土地を購入するとき、

その土地が高いのか安いのか、

お買い得なのかそうでないのか、

判断基準をどこにおけばいいのでしょうか。

不動産会社の考える「いい土地」と、

家を建てたいあなたにとっての「いい土地」は、

必ずしも一致しないものです。

たとえば次のような二つの土地が

売り出されていたとします。

一つは東南の角地にあって日当たり良好。

2方向の道路に面していて

形もきれいな四角です。

30坪で値段は1300万円だったとしましょう。

一方の方は、北側道路で、

区画の中に入り込んでいます。

こういう形の土地を旗竿地と呼びます。

32坪で1000万円だったとします。

角地の土地に比べ、面積は広めで値段は安い。

「どちらの土地がおすすめですか?」

と不動産会社に聞けば、

口をそろえて「東南の角地」と答えるでしょう。

一見、条件の悪そうな土地でも

快適な住宅は建てられる

では、

家を建てるあなたにとってはどうでしょうか。

必ずしも東南の角地が良くて

旗竿地がダメだとは限りません。

たとえば、

東南の角地を買ったら

予算オーバーになってしまい、

建物にかける予算を削らざるを得ない。

一方、

旗竿地を住宅会社に見てもらったら、

土地に見合った良いプランを作ってくれて、

建物を北側に寄せて日当たりも確保、

南にはプライバシーを守れる庭もつくれそう。

そして建物は

高断熱・高気密の快適な家が建てられる。

そんな場合は、迷わず旗竿地を選ぶべきです。

2方向が道路に面する東南の角地は、

もしかしたら

目隠しのために高い塀や大きな植木が必要で、

自動車の騒音対策に遮音ガラスも

入れなければならないかもしれません。

たとえば、

店舗を建てる場合であれば旗竿地よりも

東南の角地の方が優れているでしょう。

しかし、

あなたが買うのは土地だけではなく、

「住まい」なのです。

「その土地に住宅が建ったらどうなるか?」

を考えないといけません。

きちんと土地を見て注文住宅を

つくっている住宅会社であれば、

旗竿地や三角形の土地などでも

有効にプランニングしてくれるはずです。

たとえば、

坂の途中にある土地(傾斜地)も

一般には条件の悪い土地とみなされますが、

「この傾斜を使って景観を生かしましょう、

それに合わせて二階はこういう構造に」

というようなアイデアを提供することで、

「条件の悪い土地だから安かったけど、

建ててくれた建物がいいからすごく住みやすい」

とお客様に喜ばれる場合もあります。

本日はこれまでです。

トクする家づくり損する家づくり からでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。