家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

エコハウスと普通の家の違い

どんな人でも、家を建てると決めたら、

あれこれと夢は膨らむ一方です。

中でも自分たちの好みのデザインを選んだり、

間取りを考えたりするのは楽しいものです。

しかし、その前に、

家族の幸せに直結する「性能」について

理解しておきましょう。

エコハウスのコストは

「住む時間」で考える

冷暖房計画では、イニシャルコストおよび

ランニングコストが実現可能な範囲に収まるかどうか、

経済的に余裕がない人ほど、

家にかかるトータルコストを慎重に検討しましょう。

どこまで断熱性能を上げるべきか?

断熱・気密性能を上げるほど

冷暖房に必要なエネルギーが減るので、

電気代などのランニングコストが

下がることは想像できると思います。

しかしながら、

高性能化するほどイニシャルコストも

上がっていくことになります。

断熱性能は

高いことに越したことはないのですが、

予算にも限度があるので

理想だけでは語れません。

実は、家のプロでもある

工務店や設計事務所でも、

断熱性能をどこまで上げるのがよいか

わかってない人が大半です。

その理由は、

冷暖房をシミュレーションしないからなのです。

冷暖房費をシミュレーションすれば、

「どれだけ高断熱化すれば、

年間のランニングコストがどれだけ減り、

これにかかった費用を

回収するためには何年かかる」

ということが計算できます。

この計算ができれば、

答えは簡単に導くことができます。

要するに、

何年住み続けようと考えているかによって、

最初にあるべき断熱性能を

逆算することが可能になります。

次にあげるのは

あくまで参考値ですが、

10年程度の居住年数であれば

UA値0.87くらいの最低レベルの断熱性能にして、

かなりの冷暖房費を使いながら

快適な温度を保つのが一番安くなります。

10~30年住むつもりであれば

UA値0.57くらい高断熱化された住宅で、

少しだけ安くなった冷暖房費で

暮らす方法が一番安くなります。

30年以上住むことを想定するのであれば

UA値0.46以下にするのがベストです。

最も

イニシャルコスト(工事費)がかかりますが、

冷暖房費は

極めて安く抑えることができるのです。

本日はこれまでです

一生幸せなエコハウスのつくりかた からでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。