家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地のプロ菅原です。

 

 

木の実績と実力

 

 木材と人の成分

 

木材は、

 

炭素50%、酸素44%、水素6%

 

でできています。

 

もちろん単純なものではなく、

これらの元素が複雑な高分子として

構成されているものです。

 

 

私たち人間の体の配分は、

 

酸素65%、炭素20%、

 

水素10%、窒素3%です。

 

 

これらが

 

水分60%、たんぱく質15%、脂質20%と、

 

そのほかのミネラルに

構成されてできあがっています。

 

 

樹木は炭素が主体であり、

動物は酸素が主体であるということが

分かります。

 

 

ですから、

私たちは日常的に

呼吸をして酸素を取り込み、

 

 

植物は二酸化炭素を取り込み

酸素を排出することで炭素を蓄えています。

 

 

同じ地球上の生物ですが、

植物と動物の大きな違いは

ここにあります。

 

 

そして植物である樹木は、

炭素と水素の元素を、

 

セルロース50%とヘミセルロース30%と

 

リグニン20%という物質に

組み上げて構成されています。

 

 

広葉樹や針葉樹など、

樹種によっても、

これらの成分の比率には差があります。

 

 

セルロースは聞き覚えのある人も

多いと思いますが、

繊維状の分子です。

 

 

デンプンと同じように

ブドウ糖でできていますが、

 

 

つながり方がらせん状ではなく

線上になっているのがセルロースです。

 

 

このつながれ方の差で全く違う物質になり、

セルロースはデンプンとは違い

直接食べて消化できる動物は限られています。

 

 

さらにこのセルロースと

ヘミセルロースで樹木の細胞壁を形成し、

これを束ねるのがリグニンの役割です。

 

 

これらの関係は、セルロースを

鉄筋、リグニンをコンクリートと考えて、

一体化された鉄筋コンクリートみたいなものであると、

よくたとえられます。

 

 

自然が創り出したものですが、

樹木の強さの基本は、この構成にあります。

 

 

鉄筋コンクリートと似たようなものでも、

木材は自然が生み出した生物由来の材料であり、

 

 

同じ地球上の生物である

私たちが愛着を感じるのも

当然なことかもしれません。

 

 

本日はこれまでです

おうちのはなしからでした

 

 

では、では。

 

「家づくりを通じて、

           ご家族が幸せになるお手伝いをする」

 

私の使命です。