家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

住まい文化の栞

日本人のふるまい

ポルトガル人宣教師

ルイス・フロイスが

16世紀に残した手記には、

まだまだ興味をひく記述があります。

われわれの間では

貴人が自分の部屋を掃除することは

卑しいことであろう。

日本の貴人はそれを行い、

自分で品格のあることだと思っている。

われわれの間では従僕が食卓を片づける。

日本では食事をした貴人が、

自分で自分の食卓を片づけることが多い。

いかにも日本人が

片づけ上手であったことがわかります。

自分のものは

自分で片付けるということが、

江戸時代以前の日本では

行われていて、

西欧人が自分たちの振る舞いと

違うことに驚いているのです。

茶の湯では、

宗主である千利休も、

そして豊臣秀吉も、

自ら料理して

もてなしをしたといわれています。

相手のために、

わざわざ労をかけることが大切で、

片づけもその一環なのです。

われわれはすべてのものを手を使って食べる。

日本人は男も女も、

子どもの時から2本の棒を用いて食べる。

ですから、食事の前後に、

日本人は手を洗う必要もないと

書かれています。

コロナ禍の今、

手洗いは欠かせませんが、

それ以上に日本の子どもは

3歳でFaxis(箸)を使って

食べるとあります。

片づけることも含めて、

日本人が子ども達に

しっかり教育していることにも

驚いています。

しかも、

鞭で懲罰を与えなくても、

言葉で諭すだけで

できるとあります。

改めてこのような

日本的な振る舞いが、

現代に失われているとすれば、

もしかしたら

西欧化による

弊害なのかもしれません。

あらためて、

私たち日本人の

家の中における生活スタイルを

守り続けてゆきたいものです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。