家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
住まい文化の栞
文化が育てる子ども
日本の古い住まいには、
今のような「子ども部屋」は
ありませんでした。
でも、子どもが決して
疎まれていたわけではないはずです。
西欧でも、
子ども部屋に長い歴史はありません。
核家族の暮らし方も、
数世紀前に一部の地域のみに
広がったものです。
英仏の上流階級では、子どもはしつけや
社会性を身につけるまで、
別の場所で育てられることもありました。
一方、
東アジアの村落社会では、
子どもは地域全体で
見守られてきました。
近所の大人に叱られ、
年長者に教わり、
祭りや共同作業で役割を覚える。
住まいは地域文化と
つながる場でもありました。
現代では
核家族の住まいが一般化し、
子どもは家で多くの時間を
過ごすようになりました。
親子の会話や食事を重ねる暮らしは
理想とされる一方、
成長を支える役割は
家庭に大きく委ねられています。
子どもの心の成長には、
親の言葉やしつけだけではなく、
暮らしの風景も関わります。
食卓を囲む習慣、
靴をそろえる所作、
客人を迎える作法。
その積み重ねに
住まい文化が息づいています。
子ども部屋も大切とされています。
ひとりで考え、
持ち物を管理する経験は
自立を助けます。
しかし、心を育てるのは
子ども部屋一室だけではありません。
リビングやダイニング、玄関まで、
家全体が文化を伝える場所になります。
「親のいう通りには子どもは育たない。
親のする通りに子供は育つ。」
この言葉は、
住まいの中でこそ実感されます。
子どもは、
親が片づけ、人を迎え、食卓を整え、
季節を楽しむ姿を日々見ています。
受け継がれる習慣や作法、
距離感や気配りが、
子どもの心にしみこんでいきます。
子どもの心を育てる家とは、
家全体に暮らしの文化が
息づく家なのだと思います。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。

