家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
木造住宅の環境貢献
樹木を使って家を建てることは、
それだけで、
環境貢献ができるといわれています。
若い森から古い森になるほど、
成長速度が低下して
CO2の吸収量が減ります。
森を更新してあげることは、
それだけで、
環境貢献につながるのです。
その樹木を、
木って使い捨てするのではなく、
耐用年数の長い住宅にすることは、
さらにCO2を定着させる意味でも
環境的に価値のあることです。
それに加えて、
建設から解体までの
炭素排出量についても、
エンボディドカーボン
と呼ばれて
気にする時代になりました。
そこで、
建物全体での炭素排出量を
計算したデータがあります。
ここで比較するのは、
木造住宅とコンクリート造、
鉄骨造の住宅の差です。
およそ40坪ほどの住宅で
比較したものです。
住宅1棟を建設する際の
工法別製造時二酸化炭素排出量
木造 33,611㎏-CO2
RC造 63,550㎏-CO2
鉄骨造 56,830㎏-CO2
木造住宅に比べたら、
鉄骨造やコンクリート造では
1.7∼1.9倍の炭素排出量がある
という計算になっています。
環境対策をテーマにして、
高断熱、高気密など
使用状況による炭素放出低減を
説明することは多いのですが、
実際に建物を建てる時に
排出する炭素量に差があれば、
断熱性能で取り返すのも
容易なことではありません。
もちろん、
コンクリート造や鉄骨造だけが
高断熱・高気密住宅を
可能にしているわけでもありません。
つまり、
実際に住んでいる状況では、
炭素の放出量は
それほど変わらないはずです。
それを考えれば、
生産時の炭素排出量は、
そのまま環境への
負荷となってしまいます。
このことを勘案すると
木造住宅はやはり、
環境への負荷が
少ない建物なのです。
木造住宅の環境貢献は、
二重の貢献ということになります。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。