家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
あなたの使い勝手はどっち?
間取りの良し悪しを決めるのは、
住む人の
使い勝手によって決まります。
しかし、
住む人の住まい方、
家の使い方もさまざまです。
よりよい暮らしを願って
設計を進めるためにも、
家の使い方の詳細をしっかり
お聞きしておかなければなりません。
使い勝手に大きく影響する
水周りについて意見をお聞かせください。
あなたは多数派?
新しい家を求める人たちの中では、
対面キッチンを求める人が
多いようです。
また、
新しくアイランドキッチンや
作業台の使い方が
流行り始める傾向もあります。
これらは流行りのようなもので、
結局、自分の使い方と合わなければ
満足することはありません。
これが建売住宅であれば、
統計上数値の高い間取りが
売りやすいのかもしれません。
しかし、
注文住宅で建てるのなら、
たとえどんなに
多数派の統計値があっても、
自分流の使い方を
じっくり考慮した上で
つくりたいものです。
でも、しっかりとした要望が
自分の中にあれば要望も言えますが、
建ててから
気づくこともあります。
そのようなことが無いように、
いくつかの水回りのポイントを
考えてみましょう。
たとえば、浴室。
日本での浴室の位置は、
1階の水回りに設置することが
一般的です。
浴室の隣には、洗面所、
脱衣室、兼洗濯室があります。
浴室のような、
水仕舞いを前提とした設備は、
古来、外部に作られていて、
家の中に取り込まれたのは
近代になってからのことです。
また、
戸建て住宅の始まりは平屋であり、
水回りを集中させることからも、
日当たりの悪い場所に
まとめて設置されました。
1階の水回りの中に浴室があるのは、
その名残と考えられます。
しかし、
土地の取得が難しくなり、
敷地面積が小さくなると、
2階建てになります。
そしてさらに、
都市型になると総2階になります。
水仕舞いの技術も格段に進歩して、
2階に浴室を設置することも
容易にできるようになりました。
じつは、
近代日本が始まって
早々に建てられた洋館建築では
浴室は2階の寝室の近くに
設置されています。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。