家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

木という材の魅力

木材を上手に

使いこなすための知恵

家を建てるのに、

木材は欠かせない資源です。

あって当然のものと考えますが、

木材のことは知らないままに

すませてしまうことも

多いようです。

現代になって木材の扱い方も

意外と進化しています。

そして知るほどに

魅力的な木材の秘密に迫ってみました。

建築に使われる主な木

よく知られている通り、

樹木には針葉樹と広葉樹があります。

この2種は葉っぱの形だけではなく、

幹の中の水を通す導管の

構造なども違います。

針葉樹系の木材のほうが比較的軽く、

やわらかいので

加工にも適しています。

それだけではなく、成長も早く、

まっすぐな材も取りやすく、

さらには腐りにくいので

建築材料として適しています。

広葉樹の中でもクリとケヤキは、

日本の古民家でも珍しく

構造材として使われてきました。

縄文時代の三内丸山遺跡で、

発掘されたのは栗の柱です。

重く硬い木で、

土台などに向いています。

アメリカや中国の設計規模では、

「荷重を受ける主要構造は針葉樹」

と指定されています。

日本で使われている針葉樹の

分類と性質を、

図表1に掲載してみました。

その多くは針葉樹である

マツ・ヒノキ・スギ科の樹木です。

一見して気づくのは

特に輸入樹種でマツの種類が

多いことです。

そしてベイマツは、

マツ科であっても

日本のマツとは違います。

さらにベイスギは、

スギ科の樹木ではなく

ヒノキ科の一種です。

スギというのは日本固有の樹木で、

量も多く安い材料でもある一方、

仕上げに使われる銘木材としては、

ヒノキをはるかにしのぐ

高級材になります。

表の中の気乾密度は、

数値が高いほど硬い木材で、

クリでは600kg/㎥にもなります。

ただし乾燥によって

縮やすい材となります。

また、国産材でもっとも多い

ヒノキやスギ材が、

耐朽性で優れていることも

よくわかります。

資産価値のことを考えると、

価格だけではなく

耐朽性も大切な要素です。

「どんな木を使っていますか?」

と聞くことは、簡単な質問ですが、

じつはとても大切なことだと

理解していただけるのではないでしょうか。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。