家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

匂いの家学

香りがもたらす

安らぎの時

普段の生活の中でも、

消臭剤とか芳香剤などが使われています。

匂いは一度気になると鼻につくものです。

一方、芳香植物の匂いを使って、

ストレスを解消したり

心身をリラックスさせる

アロマテラピーも流行っています。

お香やフレグランスの種類も

豊富に揃えられ、

生活の中に安らぎの瞬間を

演出ことができます。

匂いの家学を住まいづくりに

生かすことはできるのでしょうか。

香りが未来を創る

日本人は、古来より

木の家を好んできました。

しかも、

いたずらに塗装を重ねず、

木そのものの肌合いを

大切にしてきました。

また、

職人さんの技によって

削られることで、

木の持つ艶の美しさが

活かされてもいました。

さらには手をかけて

磨かれることで、

色が深みを増し、

新しい艶が生まれます。

それはとりもなおさず、

木の匂いがする家です。

本格的な木造りの家ではなくても、

部分的に

無垢の木材を使うことで、

木の匂いのする家にすることも

できます。

メンテナンスなど、

多少の手間はかかりますが、

木の匂いに含まれた

不思議な力は、

捨てがたいものです。

マンション暮らししか

経験したことのない高校生が、

木の匂いがする家に入った時に

「懐かしい匂いがする」

という印象を語りました。

木の家はまるで日本人の遺伝子に

組み込まれている

記憶のように感じます。

逆にその意味では、

これから育つ子どもや

お孫さんを抱えた家庭では、

新しい家の香りの経験を重ねることは

とても大切なことです。

その木の匂いを嗅ぐたびに、

親との触れ合いや感じたことを

思い出すことでしょう。

たとえば、

育って来や実家の風景を

思い出す臭いはありませんか。

記憶を掘り起こすよりも先に、

匂いを思い出すと

頭の中に情景が広がってきます。

今の家に育ち、

大人になってゆく子どもたちの

ためにも、

実家の記憶となる匂いの設計も

忘れないでおいてほしいことです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。