家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

住まい文化の栞

囲炉裏の大発明

人間は、

火を自由に使う唯一の動物であり、

火を扱うことで

人間になってきたともいえます。

火との長いつきあいの中から、

私たちは

火の回りに自然と

集まってくるものです。

当然のように、

住まいの中にも火は取り込まれ、

大切に扱われています。

西洋の文化の中では、

その代表は暖炉です。

“hearth”といいます。

このつづりの中に、

「心」と「芸術」と「地球」が

含まれていて、

とても意味深く感じます。

また、

“hearth & home”といえば、

心温かき幸せな我が家を表し、

単なる器としての”house”よりも、

活きている家族の生活を

感じさせる言葉になります。

そして西洋には、

まだこの暖炉が残されている家が

多くあります。

この暖炉にあたるのは、

日本では囲炉裏でしょうか。

さすがに、古民家でしか

見かけなくなりましたが、

じつは形が変わって

日本の文化に根付いています。

暖炉と比べて、

囲炉裏は人が囲めるように

つくられていることが、

大きく違う点です。

暖気を取ることだけではなく、

いわば家族の食事の場として

使うことができます。

自在鉤に提げられた鍋には、

煮込むことで

味が深まった料理になります。

鍋料理は、

まさに日本の料理です。

現代の日本の食卓で、

鍋料理に欠かせないのが

卓上カセットコンロです。

持っている家庭も多いでしょうし、

震災などでも大活躍しました。

最近では卓上型の

IHコンロもあります。

囲炉裏の文化があった

日本だからこそ考え出されたものでは

ないでしょうか。

連綿と続く住まい方の伝統を

引き継いで生まれた

新しいスタイルの大発明です。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。