家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

住まい文化の栞

家庭のルール

かつて、

家の中に仕事がある時代には、

男女は共同して

さまざまな仕事を行っており、

狩猟採集という活動そのものが

生産的な活動でした。

この時代には、

男女の間に就労格差は

ほとんど存在しませんでした。

農業が発展しても同様で、

産業革命による工業化や

職の分業によって、

男女の間に格差を生み、

現代の生産性評価に

いたっていると考えられます。

工業化の進展とともに、

男女の役割分担が

大きく変化しました。

男性は工場や事業での

雇用機会を得る一方で、

女性は家庭内での労働や

低賃金の産業に追いやられる

傾向が生まれました。

こうした変化によって、

男女の雇用格差が広がり、

生産性の評価も

この経済指標の中にあります。

一方で、

子どもを産み育てることの重要性は、

この生産性評価から

取り残されていますが、

少し考えただけでも

価値が高いことが明白です。

子育ては、

将来の社会の基盤を築くうえで

不可欠な役割を果たします。

その価値は、

単に経済的な観点だけでなく、

社会的、感情的、倫理的な側面からも

高く評価されるべきです。

エコノミーという言葉は、

ギリシャ語の

「オイコノミヤ」であり、

「オイコス」は家庭という意味で、

「家庭のルール」が語源です。

つまり、

経済とは家庭内での資源の配分や

活動を指す言葉から

始まっているのです。

現代の経済は、

すっかりこの「家庭」を忘れた

用語に変換しているように

思えてしかたありません。

もちろん、

家庭を出て社会に出て働くことの価値と

意欲を尊重することが

大事なことは大前提ですが、

本来の家の中に仕事があった時代に

男女平等であった

仕事の評価ができなければ、

より包括的で

公平な社会を目指すことは

難しいのかもしれません。

新しい経済を

生み出すべき時が来ています。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。