家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

太陽光発電について

クローズアップ現代に寄せられた

気になるギモンに専門家が答えています。

質問に回答していただいたのは、

建物の断熱や省エネが専門の

東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の

前真之准教授です。(引用文を記述します)

Q、日照時間が少ない地域では?

「太平洋側に比べ日本海側は

冬になれば曇り空や雪などで

日照時間が短いため、

太陽光発電の導入は

難しいと思いますが!」

「日本海側ですので、

これから冬にかけ雨も多く

導入に踏み切れません」

A.確かに日本海側は

  太陽に恵まれないので、

  太陽光パネルがちゃんと

  発電するのか心配になりますね。

  実際どれだけ発電しているのか。

  経産省が公開している

  ゼロエネルギー住宅(ZEH)の実績から、

  都道府県別の太陽光発電の

  容量1kWあたりの年間発電量を

  見てみましょう。

  全国平均では1,234 kWhで、

  トップの和歌山県は1,483 kWh

  最も少ないのは青森県の

  1,033kWhでした。

  石川県は1,172kWhなので

  全国平均より少し少な目ですが、

  東京の1,191kWhと、

  実は大して変わりません。

  出展:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス実証事業調査発表会2023

  「都道府県ごとの平均年間一次エネルギー消費量及び太陽光発電に

  よる平均年間創エネルギー量実績データ」

  一般に日射が少ないと思われる

  日本海側でも、

  多くの県では春から秋にかけて

  十分に発電できるので、

  太陽光発電を載せて

  大丈夫だと思います。

  ただし、

  メーカー保証が受けられない

  一部の多雪地帯では、

  搭載を避けたほうが

  いい場合もあるので、

  慎重に検討なさってください。

Q、気温が高いと発電効率が

  悪くなるのでは?

「年々気温が上昇しております。

たとえ晴れていても、

35℃を超えては発電効率も

落ちるのではないでしょうか?

高温でも、効率の落ちない

太陽光パネルがあるのでしょうか?」

「高温になると効率が低下すると

聞いていますが、

今は低下しませんか。

我が家の屋根の気温は夏場40度超えが

ありますが効率発電されなければどうかな?

ということです」

A.太陽光パネルは、温度が1℃上昇すると、

  効率が0.5%程度低下する

  といわれています。

  夏場には若干効率が落ちますが、

  太陽位置が高いので

  屋根には豊富な日射量が降り注ぐので

  十分にカバーできます。

  前途のZEHの太陽光発電の実績を見ても、

  東京都の各月の平均発電量は

  99kWhですが、

  真夏の8月でも107kWhと十分に

  発電できていることが分かります。

  出展:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス実証事業調査発表会2023

  「都道府県ごとの平均年間一次エネルギー消費量及び太陽光発電に

  よる平均年間創エネルギー量実績データ」

  ますます夏が暑くなる中で

  必須となる冷房は、

  実は太陽光発電と相性が抜群です。

  冷房が一番電気を使う晴れの昼に、

  太陽光も一番発電できるので、

  電気代を心配せず快適に

  過ごすことができますよ。

本日はこれまでです。

NHK地球のミライからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。