家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

住宅資産価値と街

ビバリーヒルズに

マンションは建たない。

住宅地としてあこがれることの多い

アメリカのビバリーヒルズ。

なかなか日本では、

同じような街並みを

見かけることはありません。

それはなぜなのでしょうか。

その理由を探るために、

サブタイトルの命題を考えてみましょう。

日本の街づくり

最初にあげられるのは、

法制度です。

単純にいえば、

一戸建ての中にアパートや

マンションが

建てられないような法律が、

アメリカでは

施行されています。

住宅地の活用を、

シングルファミリー用途と

マルチファミリー用途で

しっかり区分して

都市計画されているのです。

シングルファミリーとは

単独の家族という意味で、

戸建て住宅を指します。

マルチファミリーとは

複数家族が暮らす

集合住宅です。

シングルファミリーを

単身世帯と解釈して、

単身者が住むアパートや

マンション等の建物と

解釈してしまうと、

全く逆の意味に

なってしまいます。

ひとつの建物の中に、

シングルのファミリーが住むのか、

マルチつまり多くのファミリーが

住むのかということです。

アメリカでは

街づくりを進めるうえで、

こうした家族のスタイルを

しっかり区分した

都市計画をベースにしています。

ですから、

マルチファミリーが住む

マンションやアパートと、

戸建て住宅が混在することは

ないのです。

このような法制度があることにも、

大切な意味があるのです。

一方日本では、

居住用の区分と商業や工業の区分が

都市計画の基本です。

シングルファミリー用でも、

マルチファミリー用でも、

住居用の地域であれば

建てられます。

ですから、

アメリカにあるビバリーヒルズには

マンションが建つことはないのですが、

もし日本にあれば、

マンションがきっと建つことでしょう。

日本には

こうした法律がないので、

ビバリーヒルズのブ

ランド力を利用して商売しようと

考える開発会社が、

競い合ってでも建てるに

違いありません。

しかし、

この差がじつは街の景観を失い、

資産価値の低下を招き、

短命の家を助長することに

つながりかねないことなのです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。