家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

木材の歴史

人類を支えてきた木材

地球という星の上で、

さまざまな生物が進化を遂げ

今の姿に到ります。

小さな葉緑素を持った生物が

やがて植物へと進化し、

さらに樹木として成長し、

多くの陸地で森を形成しています。

この生物としての

樹木の進化の歴史もさることながら、

人類と関わり木材として使われてきた

歴史を考えると、

どれだけ多くの恩恵を

人類が樹木から受けてきたかを

知らされます。

そして、その木材を使って、

私たちは家を建てています。

あらためて木材の価値を

かみしめておきたいと思います。

萌芽更新

人の営みが

進化すればするほど、

そして

人口が増えるほど

多くのエネルギーを

必要とします。

周囲の森林を伐り尽くして

滅んでいった、

巨石像で有名なイースター島や、

クレタ島のミノア文明も

少なくありません。

日本では、

『日本書紀』に植林していたことを

思わせる記述があります。

スサノオノミコトが

胸毛を抜いて投げるとヒノキが、

髭を投げるとスギが生えます。

眉毛はクス、尻の毛はマキで、

それぞれに用途もあって、

日本固有種のコウヤマキは

高貴な人の棺に使われ

韓国や中国にも

輸出されていました。

有史以前の三内丸山遺跡でも、

集落周辺の樹木は、

味が良く、収穫量の高い

栗の木が選ばれていたようです。

ところが、

こうした倒木更新の植林は

意外と効率が悪く、

燃料となる木材は、

もっと効率の良い萌芽更新

という手法が行われていて

更新するよりも、

切り株から生える

ひこばえを成長させて

更新したほうが効率的なのです。

植林では樹木は

新しくゼロから根付かなければ

なりませんが、

切り株には

すでにしっかりとした根が

張っているので

深い地中から

水を吸い上げることもできます。

そのために成長も早く、

安定的に木材を得るのには

向いています。

さらにまっすぐに伸びて、

均一な財を得ることもできます。

大きな材ばかりではなく、

このような萌芽更新による

規格化された材は、

建築でも土木でも

重宝される木材なのです。

萌芽更新ができるのは

多くは広葉樹で、

カシやクヌギ、

ナラなどです。

建築物に使われるよりも、

道具や炭の材料になる木です。

針葉樹ではイチイがあり、

石斧の柄や弓にも

つくられていて、

多くの遺跡で

よく出土しています。

こうした道具や

炭焼きに使われる木材は、

石器時代から

使われていることを考えると、

萌芽更新は太古からの

サスティナビリティ技術

といえます。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。