家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

命を守る家

口動態統計から見える住宅の安全

日本の死亡者数は

年間150万人をゆうに超え、

出生数は年間80万人を切り、

人口の減少に

歯止めがかからない状況です。

また100年に一度のウィルスが襲い、

災害級の降雨や日射が続きます。

こうした多くの減少が、

人口動態統計を見ると、

住宅の安全に関する思わぬ見方を

発見することにもなります。

ヒートショックの怪

このような事故で思い浮かべるのは、

ヒートショックで、

年間1万人以上の人が

亡くなっているという情報です。

地方独立行政法人

東京健康長寿医療センター研究所と

日本全消防本部による

推計値として発表されていますが、

明確なデータが

取られていないことは、

発表資料にもあらかじめ

断られています。

発表されている当初の、

14,000人からさらに増えて、

19,000人と

書かれていることもあります。

省エネ住宅や断熱性を

アピールしようとする企業が

広められているようですが、

人口動態統計による

裏付けはありません。

そもそも、

過去に比べて格段に高断熱住宅が

普及し始めている時代に、

ヒートショックによる

死亡者数が増えているとすれば、

断熱住宅との関連性が

ないことになってしまいます。

寒暖差のある浴室に

行って意識を失い、

浴室の中で溺れることも

十分に考えられることですが、

高齢者の家庭内溺死者の

ほぼ全数を数えたとしても

5千人であり、

同様に寒い廊下に出て

意識を失いつまづいた人を

無理に加えても6千人が限度です。

不慮の事故だけではなく、

高血圧などの

持病を持っている人などの数を

推計に加えないと足りません。

断熱材や冷暖房の普及に向けて

話すのには格好のデータですが、

数字だけが独り歩きしては、

いたずらな不安を

煽ることになりかねません。

さらに、

人口動態統計では

浴室ではなく浴槽内の溺死であり、

どうやら

日本に固有の事故となっている

傾向もあります。

しかし、

露天風呂など明らかに寒暖差のある

公衆浴場での発生数は少なく、

地方より東京などの都市部に

多いことも、

ヒートショックとの連動性は薄く、

家の断熱性能や冷暖房ではない

別の関連要素がありそうです。

現実に、

似たような状況になって

救急車で運ばれたものの

命をとりとめた方々の症例では、

心電図や頭部CT検査で

脳や心臓の異常は見られず、

血圧も正常値の範囲内という

調査報告もあります。

一方、

意識障害と関連しているのは

深部体温であり、

ヒートショックではなく、

いわゆる「熱中症」の症例に

近いものです。

熱い湯に長く浸かることによって

血管が膨張し、

血液が脳に回らなくなることで、

熱中症で

意識が失われることがあるのと

同じ発症を起こしているのです。

家の性能的な要因よりも、

熱い湯に長く入らないような習慣を

身につけることが大事です。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。