家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

太陽光発電

正しく知ってかしこく暮らす

設置費用の元は取れる

~FITの仕組み

「FIT(フィット)の

売電価格が下がったら、

太陽光発電を載せても元は取れない」。

こんな意見を

聞いた人も多いかもしれません。

本当なのでしょうか?

FITとは、正式には

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」

といい、

太陽光などで発電した電気を、

一定の期間、一定の金額で

電力会社が買い取ることを

保証する制度です。

住宅の屋根のような

小規模(容量10kW未満)の

太陽光発電は、

自分が電気を使うことが前提で、

余った分を

買い取る仕組みになっています。

買取価格は、発電に必要な機器の

価格などを考慮して

1年ごとに決められます。

買取期間は、

10kW未満なら10年間。

申請した年度の金額で、

10年間電気を買ってもらう

ことができます。

1kWh当たりの買取価格が

年々下がっているのは事実です。

直近の3年間だけでも、

2020年は21円、21年は19円、

22年は17円と安くなっています。

ですが、

これは太陽光発電システム自体の価格が

1kWあたり30万円を切るほどまで

安くなっているのが理由です。

FITは電気代の節約と売電収入を

合わせて元が取れるような

制度設計になっているので、

売電価格が安くなったから

元が取れない・損をする、

というのはそもそも間違いです。

また、

買取期間終了後も、

電力会社と契約を結びなおせば

引き続き余った電気を

買い取ってもらえます。

ただし、

単価は大きく下がる

(東京電力の場合8.5円/kWh*)ので、

期間中の収入にはなりません。

むしろ、

自宅で電気を使う(自家消費)ほうが

お得になります。

電気自動車(EV)や蓄電池に

余った電気を貯めておけば、

余った電気も

有効に使えますし、

停電や災害時に

電力もまかなえます。

自家消費を前提に

計画を立てるのがお勧めです。

*2022年9月時点

電気をつくって自分で使えば

家計にもゆとりができます。

本日はこれまでです。

Shinken Press2022 からでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。