家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

資産価値のある家

住宅は資産になるのか?

住宅は耐久財なのか、それとも消費財なのか。

人生で一番高い買い物である住宅財産が、

耐久財か消費財かで大きな差があるのです。

財産といわれると、

耐久財と思われてきますが、

消費税がかかることを考えれば、

消費財としか思えませんよね。

なぜ消費財としての考え方が

普及してしまったのでしょうか。

本来の資産価値のある住宅の姿を

考え直しておきたいと思います。

日本の住宅資産

たしかに賃貸住宅の経営を考えれば、

消費財としての考え方も大切です。

しかし住宅を

耐久財としてみなさなければ、

日本が危ないという試算があります。

簡単にその考え方を

たどってみましょう。

住宅・土地統計調査では、

日本の住宅ストックは世帯数に対して

114%となっています。

アメリカの110%や、

イギリスの105%に比べても

高い数字です。

すでに住宅の数は足りています。

現在、

日本の住宅数は約4700万世帯あり、

住宅のストック数はこれよりも

14%多い約5400万戸です。

では、

これらの住宅にどれくらいの

建設費用を投下してきたのでしょうか。

単純に住宅総数と建設費用を

掛け合わせたものが、

日本の住宅資産ということになります。

仮に平均的に2000万円弱の

工事費として試算すると…

5400万戸×2000万円/戸≒1080兆円

住宅建設費としては

一戸建ての持ち家もあればマンション、

さらには賃貸住宅が含まれます。

立派な耐久財の家もあれば、

簡素な消費財のような家もあります。

2000万円よりも

少なく考えるとしても、

約1000兆円の資産が

投下されたということです。

不動産の価値を計算するには

本来は土地の価格も含めて

計算しなければなりません。

しかし、

約1000兆円というのは、

あくまでも

住宅本体の資産を計算したものです。

新築時には

現実的に工事費が支払われており、

相応の資産を投下してきたからこそ

この価値が築かれました。

その金額は、

日本の総貯蓄額にも

匹敵するほどの資産です。

しかし、

この資産が危ないのです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。