家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
トクする家づくりは住む人にやさしい
環境づくりから
家の性能が住む人の健康を左右する。
そういわれると驚きますでしょうか?
実際に高性能な家に住むことによって
疾病率が大きく変わるという統計があります。
初期費用を惜しんで安い家を買い、
健康を害してしまっては経済的にも大きな損失。
家の性能には十分な投資をしておきたいものです。
健康な暮らしができるかどうかは
家の環境で決まる
慶応技術大学工学部の伊香賀俊治教授は、
建築環境工学が専門で、
『健康維持増進住宅のすすめ』(大成出版社)
などの本を書いています。
その伊香賀教授たちのグループが、
住宅の断熱性能と住む人の健康状態の関係を調べて、
「健康維持がもたらす間接的便益(NEB)を
考慮した住宅断熱の投資評価」
という調査報告を発表しました。
断熱性能の低い家から高い家へ引っ越した人、
およそ1万人の健康状態を追跡調査したものです。
その結果は、
いろいろな病気に関して、
驚くべき数値が並んでいます。
![](https://www.nice-homes.co.jp/wp-content/uploads/2022/05/疾病 有病割合.jpg)
直接の関係が連想できる
アレルギー性鼻炎(花粉症)やアトピー性皮膚炎、
気管支ぜん息だけでなく、
糖尿病の人まで症状が改善されたというのです。
この調査でいう「断熱性能の高い家」とは、
平成11年の省エネ基準に基づいていますから、
現在よりもかなり緩いものです。
それでも、
住む人の健康状態を
大幅に改善してくれることがわかります。
断熱性能の高い家は、
光熱費などのランニングコストを減らすだけでなく、
医療費の節減効果ももたらすことがわかります。
これだけ顕著な結果が出ているのですから、
断熱性能を高めるためのコストに
厚生労働省(厚労省)が何らかの支援を
してもいいのではないかとすら思えるくらいです。
本日これまでです。
トクする家づくり損する家づくり からでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。