家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

消費者自身が、

家の性能に関する知識を身に着けることが

適切な住宅選びに直結しますので

一生に一度の勉強だと思って

わからない部分は質問し

不安な部分は確認できるだけの

知識を身につけましょう。

ということでした。

では、

マイホームがあればそれでよいのでしょうか。

マイホームがあれば、

老後の生活も安泰?

アメリカやイギリスの住宅と日本の住宅では、

ライフサイクルに大きな違いがあることを紹介しました。

この両国では、

中古物件が活発に売り買いされている

データも紹介しました。

中古物件の人気がある理由の一つに、

市場での価格が下がらないことが挙げられます。

つまりアメリカやイギリスの家は、

持ち主にとって財産となっているのです。

「彼らの家は石やコンクリートで

できているからでは?」

と思われるかもしれませんが、

そんなことはありません。

アメリカやイギリスでも、

一般的な住宅は木造建築です。

それでもアメリカなどでは、

何世代にもわたって住み続けているような

築100年以上の木造住宅も少なくありません。

日本に置き換えると

明治時代に建てられた家に、

普通の人が住み、

今でも高い資産価値を維持しているということです。

これに対して、

日本の木造住宅はどうでしょう。

30年しか保たないのでは、

家電製品と同じような耐久消費財にすぎません。

したがってほとんどの家が、

資産価値を生みません。

日本とアメリカやイギリスの違いは

どこにあるかといえば、

日本の木造住宅は建築時の

「造りこみが甘い」ために経年劣化が激しいこと。

そのため、完成した瞬間から値打ちを失い始め、

しかも定期的な手入れも怠りがちがちなので、

資産としての価値は長く住むほど

ゼロに近づいていくのです。

つまり、

日本ではマイホームは老後の生活の

安定を保障する資産にはならない

といわざるを得ません。

一方、

アメリカやイギリスでは

メンテナンスを欠かさず行い、

価値の維持に努めています。

本日これまでです。

トクする家づくり損する家づくり からでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。