家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地のプロ菅原です。

 

 

家じゃないの?

 

 

一世一代の家づくり、

資金的にも多少の余裕はあるんだから、

 

 

この際、「人目を引くようなオシャレな家をつくってみたい」

 

 

こんな希望を持っている人もいますよね。

 

 

資金がないのに無理をして……

 

 

というのはおすすめしませんが、

余裕があるならば

デザインにこだわるのも結構でしょう。

 

 

そういった場合はやはり、

設計事務所に依頼するのが一番です。

 

しゃれた外観の事務所を持った

建築家との打ち合わせの結果、

 

 

まさに雑誌から飛び出したような

家の図面の完成です。

 

 

しかし、さっそく工務店に見積もりを

お願いしてみたところ、

 

 

出てきた見積書を見てびっくり!!

 

 

予算をはるかに超えています。

 

 

せっかくの素敵な家でしたが、

予算オーバーでは仕方がありません。

 

 

コストダウンのためには、

あれもやめて、これもやめて……

 

 

住み心地に関係ない“遊び”の部分は

排除していくしかありません。

 

 

施主も奥様も娘さんも、

残念な気持ちを抱えながらも

前向きにコストダウンの話を進め、

 

 

なんとなく予算内で、

できるかぎりの素敵な家ができそうです。

 

 

一時期は暗くなった家族の顔も

再び明るさを取り戻しました。

 

 

おやおや?一人だけ仏頂面の人がいます。

 

 

誰でしょう?建築家です。

 

 

「こんなの俺の作品じゃない!」……

 

 

つくっているのは家じゃなかったんですね。

 

 

あきれてしまいますが、

本当にある話なんですよ。

 

 

着工前にドッキリ!?土器が出た

 

 

土地を購入するときは多少なりとも

その土地の過去の状況を調べている人が

多いのでしょうないでしょうか。

 

 

何かいわくがあったら嫌ですよね。

 

 

しかし、調べがつく時代なんて

ほんの近年までです。

 

 

どんなに山の中でも

田畑しかないようなところでも、

 

 

縄文時代までさかのぼってみれば何かしら

人間が生活していた痕跡があったりします。

 

 

各自治体により

 

 

「文化財保護区域」というものがあり

 

 

土器などが出土しそうだと考えられる区域を

あらかじめ指定してあります。

 

 

この範囲内の土地を購入した場合は、

工事に入る前に必ず歴史的に貴重なものが

埋蔵されていないかどうか

試掘をしなければいけません。

 

万が一貴重な土器などが発掘された場合は

本格的な発掘調査となり、

着工のめどが立たたなくなります。

 

 

場合によっては発掘費用も施主負担、

ということもあるんです。

 

 

ただし、試掘で土器が出たとしても

ありきたりな土器ならばそのまま着工となります。

 

 

文化財保護区域でなくとも、

 

 

地盤調査などの際に

土器が出土された場合は

 

 

速やかに自治体に届けなければなりません。

 

 

自分の土地から土器が出るなんて

ちょっとワクワクしないでもないのですが、

 

 

そのために工期がズレたり

発掘費用がかかったりとなると、

 

 

実際問題として青ざめてしまいます。

 

 

何も起こらないことが一番幸せ

 

 

ということですね。

 

 

本日はこれまでです

 

 

 

では、では。

 

「家づくりを通じて、

           ご家族が幸せになるお手伝いをする」

 

私の使命です。