家づくりこぼれ話!

こんにちは 
建物と土地とお金のプロ菅原です。
汗をかく屋根
昔の茅葺屋根は
厚く積み重ねられた草が
雨水を吸い込み、
その内部に保持されています。

屋根の表で水をはじくような
防水にはなっていません。

ところが、
水分を含んだ屋根は
夏の日差しを受けると蒸発し
気化熱によって屋根の温度を
下げる働きを持っていました。

これはまるで人間の汗の仕組みと
似ているように見えます。

ただ、
さすがに屋根が自ら汗を
かいているわけではありません。

それでも結果として家屋を
涼しく保つ効果があります。

一方で、
汗をかいて体温調節を行うのは、

動物の中でも
極めて特徴な機能を人間が
持っているということです。

身近な犬や猫は
主に呼吸や足裏の汗腺で
体温を調整するため、

同じような全身的な
冷却はできません。

犬が暑い時には
舌を出しているのはこのためです。

ところで
最近の住宅に目を向けると、
鋼板葺の屋根が増えています。

鋼板は薄く、
熱が内部に伝わりやすいという
課題がありますが、

逆に防水性も高いので、
屋根に汗をかかせてみては
どうでしょうか。

汗の代わりに、
屋根表面に水を流し、

蒸発による気化熱を利用する
仕組みをつけるのです。

そして、
人間の汗のように屋根自体が
冷却機能を持つのです。

エアコンに頼らずとも
涼しさを得られ、

環境負荷を減らす持続可能な建築の
一つの方向性となるかもしれません。

棟から流れ出てきた水が、
軒先から垂れない程度に
水が流れるのが、
最も効率の良い冷却法になります。

あるいは
ビルの屋上緑化と同じように、

屋根の上に草原があるのも
良いかもしれません。

最先端の家にもなりそうですが、

じつは西欧の古民家にもある
伝統的な技術でもあります。

本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。