家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
住まい文化の栞
仕草と住まい
江戸時代が終わって
明治時代を迎え近代国家になると、
西洋のさまざまなモノが
日本の文化の中に流れ込みました。
普通に周りを見渡しても、
それは数えきれないほどあります。
その中に
「歩き方」があると聞くと、
ちょっと不思議に思いませんか。
別に歩き方などは、
正式に人に教わるものでもなく、
人間の身体と自然の摂理で
生まれてくる仕草で、
変わりようがないと思います。
でも、
じつは明治維新後に
洋式軍隊の訓練の中で、
現代の歩き方が
輸入されたといいます。
小学校などの体育で、
しっかりと腕を振りながら
行進することを
教わることから変わりました。
それでは、
江戸時代まではどのような
歩き方をしていたかというと、
上半身はあまり捻らず
足だけ動かして歩いていました。
いわゆる摺り足に近い歩き方です。
さらにはあまり踵を使わず
つま先だけで歩きます。
そして走るときにも、
歩幅を広げずピッチを
細かくして走ります。
このような
動き方をしていたからこそ、
足半と呼ばれるつま先部分だけの
半分の草履が使われていました。
単純に想像しても、
腰に刀を差した状態で、
腰を振るようにして
歩くことは難しそうです。
時代劇を見ても、
侍は刀に手をかけたり、
懐手で歩いたりすると
お侍さんらしくなります。
不思議なもので、
和室の畳の上を歩くときに
少し品格を上げようとすると、
自然とこのような
摺り足の仕草になります。
似たように正座という言葉が
つくられたのも、
明治時代になってから
だそうです。
茶の湯の創成期には
胡坐か立膝で座るのが
普通でした。
これらを考えると、
和室や畳という
住まい空間によって、
歩き方や座り方という
仕草が生まれてきたと
考えることもできます。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。

