家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

家の「骨」と「肌」

私の家ができるまで

自動車や家電製品は、

実際に完成したものを見て買えます。

たとえどんなに複雑な部品を

数々組み合わせて作られていても、

完成品があって使うことができれば

何も不自由はありません。

住宅も、

マンションや建売住宅を

買うのであれば同じことですが、

注文住宅を建てようと思うと

簡単にはいきません。

そのかわりに自分のこだわりを

盛り込むこともできます。

家ができるまでもポイントを、

家を構成する部材に

着目してまとめてみました。

基本の部材/スケルトン

家をつくるのに

最も大事な材料といえば、

なんとっても構造体をおいて

他にはないでしょう。

最初に地面の上に基礎をつくり、

柱を建て、梁をかけて主体となる

構造をつくり上げないことには、

その後のすべての建材を

取り付けることはできません。

基礎はコンクリートでつくります。

これに鉄筋を入れるのが標準です。

コンクリートは、

昔のように現場で練るものではなく、

指定した品質のコンクリートを

ミキサー車で運んできます。

施工のポイントは鉄筋の配置と、

隙間ができないように、

振動を与えて馴染ませることです。

この点は、

特に進化しているものではありません。

一部には、

工場で固めたプレスキャットの基礎を、

現場で置いてゆく手法も

ないわけではありませんが、

まだまだ普及には

問題が山積みしています。

その基礎の上には、

柱や梁などの木材を組み上げて

大きな骨組みをつくります。

特殊な柱や梁が開発されているわけで

はありませんので、

完成の現場を見ると

それほど変わっているようには

見えないかもしれません。

最も伝統が守られているように

感じるところですが、

じつはこの木造の木組みに関しては、

平成30年で大きく進化してきました。

その根底にはIT技術があります。

以前は柱や梁を組み立てる建前の前に、

大工さんが

作業場で木材の加工をしてから、

現場でくみ上げていたのですが、

今では工場でプレカット加工された

木部材が届きます。

建設現場では、

それを組み上げるだけで進められます。

このプレカット加工はすべて、

コンピュータの中で管理されています。

組み上がらない状況のエラーを

すべて解決しないと、

加工工程には入れません。

それはいわば、

仮想空間の中で一度組み上げて

確認しているようなものです。

そのデータが加工機にも連動していて、

確実に加工されます。

この30年間で、

今や9割以上の建物が

プレカット加工によるものとなりました。

木造の構造体を考えれば、

すっかり工業化住宅になっている

ということです。

残りの数パーセントは、

木材の加工ができる職人技を残している

地域の建築会社ですが、

大手住宅メーカーだけが

工業化を実現しているわけではない

ということです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。