家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

日本人の家

私たちの住んでいる家とは?

いよいよ訪日外国人数4000万人が

見えてきました。

数が増えるにつれて、

人気のある観光地から、

日本人にも知られていない

地方の穴場に

訪れる人も増えています。

さらに、

多くの外国人が私たち日本人の

生活風景を垣間見ることになります。

あらためて、

私たち日本人の住んでいる家とは、

どんな家なのでしょうか。

清潔な家

外国人旅行者への案内でも、

日本人の家では靴を脱いで

家に上がることが注意されています。

そのために、

玄関には上がり框があって

家の内外の床を仕切っています。

そして脱いだ下足を収納するための

下足入れも用意されています。

外を歩き回って付着しているであろう

泥や埃を家の中に持ち込むことも少なく、

清潔な家を保つためには

必須となる玄関です。

だからこそ

家の中でイスに座るのではなく

直接床に座る生活が可能になります。

座るだけではなく、

寝転んで寛ぐこともできます。

また、下足を脱いで、

スリッパに履き替えることも

日本人の家の風習のひとつです。

日本のスリッパという風習は、

本来は下足を脱がないで

靴の上から履く室内履きから

始まったものです。

今では、靴を脱いで

スリッパに履き替えますが、

外国人にしてみると、

人の靴を履かされているように感じて

不快に思う人もいるようです。

そのスリッパも、

畳の上にのぼる時には、

脱いでから上がります。

上足のフローリングよりも、

畳はさらに神聖で清らかな

空間として意識しているということです。

日本人の住まい文化の中には

たくさん残されています。

食事で箸を使うことも、

西欧のスプーンやナイフの歴史よりも

ずっと古くからの風習です。

トイレに洗浄機能がついているのも、

日本では今やほぼ

100%となりました。

これも清潔感の現れです。

そしてトイレと浴室が分かれて

別部屋となっているのも、

あらためて日本人の家だからこそです。

浴室も、

浴槽に溜めた湯に浸かるというのは、

日本人の家の特徴です。

もちろん今では

シャワーも兼備されていますが、

洗うためというよりも、

上がり湯として流す意味合いの方が

強い人も多いかと思います。

湯につかっている時は、

汗を流し清潔になり、

リラックスして免疫力が向上し

健康の素になります。

そして、

不思議と湯の中では

プラス思考の発想をするものです。

その日1日の反省をし、

脳が活性化して新しいアイデアも

浮かびます。

お風呂は日本人の活力の源

といっても過言ではないはずです。

その意味では、浴室にこそ

もっと日本人らしさを凝らして、

こだわりを持った空間にしても

よいのかもしれません。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。