家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

炎のある暮らし

心にしみる、くつろぎの瞬間

炎のゆらめきには、

どことなく人の心を和ませる

安らぎがあります。

温かさだけではなく、

懐かしさや、

なぜか潤いも感じます。

住まいの情景の中に、

炎のある暮らしを

考えてみませんか。

ライティングの工夫

炎を感じる暮らしは、

寒冷地だけではありません。

アメリカのモデルハウスでは、

外部空間の庭にも暖炉があります。

ビーチなどで

キャンプファイヤーをするように、

インテリアだけではなく

アウトドアでも炎の見える暮らしを

求めているのです。

現代の住宅の中で、

炎が見られるのは

キッチンのガスレンジです。

太陽光発電やオール電化が進み、

ガスレンジがない家も

増えてきました。

ところが震災時に停電になっても、

プロパンガスであれば

湯を沸かすことができるなど、

見直されているところもあります。

そして

炎を忘れられないのでしょうか、

電気のレンジとガスレンジが

両方ついた

ハイブリットレンジもできています。

ただガスの炎の色は青白く、

心を和ませる色とは違います。

同じように安定した電気の光には、

どこか冷たさがあります。

白熱灯から蛍光灯、

そしてLEDへと

変わりつつありますが、

その中には、

暖色系の光も作られています。

住まいのインテリアも、

選び方次第では炎の光のような

空間演出もできます。

そんなインテリアで、

お勧めするのは

スタンドライトの工夫です。

天井の光を抑えめにして、

暖色系のスタンドライトを点けると

雰囲気が大きく変わります。

しかも、

できる限り低い床置きの

ライティングにします。

人が炎を扱ってきた歴史とともに、

考えてみれば光は

床から天井へと高くなってきました。

焚火や囲炉裏、暖炉は床からの光です。

炎のゆらめきがある以上は、

壁に掛けた炎の光も

高い天井がなければできません。

ロウソクで

炎を小型化しても同様です。

電気が普及することで、

今の天井の光が

実現できるようになったのです。

こうした感覚が私たちの胸にも

記されているのでしょうか、

床に近いところの光には、

なぜか懐かしい安らぎを覚えます。

まるで暖炉や囲炉裏のある空間に

いるように感じます。

住まいは機能性だけではなく、

スタンドやブラケットを使って

炎のゆらぎにも似た感受性の

演出があっても

よいのではないでしょうか。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。